基礎だけど深い【~ing】文法をおさらいして正しく使い分けよう |
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英語の”~ing”を使った表現は文法の基礎です。 学校で習ったけど忘れてしまった人うやむやになってしまっている人もう1度おさらいしたい人「~ingの文法?~している」でしょ?と思っている人~ingが使われるのは進行形だけではありません。 基礎的な~ingの意味と使い方は 1.進行形「~している最中」 2.未来形「~するつもり」 3.動名詞「~すること」 そのほかの使い方は 名詞の状態「~している~」形容詞「~な状態」よく使われる3つ(進行形・未来形・動名詞)の文法を、わかりやすく例文をつけて解説していきますので一緒に復習していきましょう。 最後にそのほかの2つの使い方についても簡単に説明します。 目次 おもな~ing文法進行形「~している最中」未来形「~するつもり」動名詞「~すること」おもな~ing文法の比較そのほかの~ingの使い方名詞の状態「~している~」形容詞「~な状態」まとめおもな~ing文法~ing文法はおもに動詞を~ingのかたちにして表現する以下の3つの基礎的な文法があります。 1.進行形「~している最中」 I am studying English now.(今している最中) 2.未来形「~するつもり」 I’m leaving soon.(あとでする) 3.動名詞「~すること」 I don’t like studying.(すること(それ自体)) それでは1つづつ詳しくこれらの文法を見ていきましょう。 進行形「~している最中」進行形での”~ing”は、英語の文法でも基礎の1つなのでしっかりと覚えている人も多いと思います。 be + doing とbe動詞をつけて動詞を~ingの形にすることによって表現する「~している」という文法ですね。 サッとおさらいするために例文をいくつか書いていきます。 I am running. (走っている = running now = in the middle of running) My friends are waiting for me. (待っている = still waiting now) This computer is making noise. (ノイズがでている = you can hear noise now) He was drinking beer when I called him. (飲んでいた = he was in the midddle of drinking beer at the time) I will be talking with my teacher at 11am tommorow. (明日の11時ころは先生と話している = in the midddle of talking at 11am) いろいろな名詞や時制をまじえた例文とその意味を書きましたが、すぐに理解できましたか? ここで1つ間違いやすい文法の注意点があります。 注意:現在形との違い“This computer is making noise.“と “This computer makes noise.“は意味が違います。 This computer makes noise. = This computer “usually” makes noise. 今ノイズがでているわけではなく、よくノイズがでるという意味。つまり普段の経験からノイズが出ることを知っている。 This computer is making noise. = This computer is making noise right now. 今まさにノイズがでている。普段はどうなのか、については言っていない。 この現在形と現在進行形の違いは知らなかった・忘れていた人もおおいのではないのでしょうか?(なぜなら僕も忘れていたからです・・・) この違いをしっかりと理解して正しい~ing文法を使うようにしましょう。 未来形「~するつもり」つづいて未来形としての文法的な意味をもつ”~ing”の使い方です。 I am shopping this afternoon. このように”be + ~ing”のかたちで「(this afternoonに)ショッピングする」といったこれから先のことを表現できます。 ポイントととしては、進行形の文法と間違えられないように時間に関する言葉をつけて使うのが一般的です。 いくつかの例文を見てみましょう。 I am staying at home tomorrow. (家にいる = decided to stay at home tommorow) She is visiting her friends this weekend. (おじゃまする = have a plan to visit this weekend) This shop is opening in two days. (オープンする = scheduled to open in two days) どうでしょうか?そもそも”be ~ing”で未来のことを言えるって知ってましたか?(僕は知りませんでした・・・しかも文法の基礎の1つです) たとえば以下の会話では Q: Are you coming to the party tonight? A: Yes, I’m coming. 「いやいやパーティー始まってないんだからまだ来れないじゃん。文法的におかしくない?」 と思うかもしれませんが”I’m coming (tonight)“という未来形の文法で言っている、というわけです。 しかしここで疑問が浮かぶと思います。 「えっ、未来形は“be going to”か“will”じゃないの?」 こう思った人へ、実は”be + ~ing”は未来形としてネイティブに頻繁に使われる文法です。 英語の文法なのでわかりにくいのですが、さらに”be ~ing”, “be going to”, “will”には意味やニュアンスの違いがあります。 注意:willとbe going toとの違いこれらの文法・言い方には計画性・信憑性の違いがあります。 ↑計画性が高い(already decided and planned) I’m sending a message to you tonight.I’m going to send a message to you tonight.I will send a messsage to you tonight.I’ll send a message to you tonight.↓計画性が低い(decided just now) 実際に僕が相手に”I’m sending a message to you tonight.“と言われたらかなり信じて待つと思います。 でも”I’ll send a message to you tonight.“だったら基本的にはあまり期待せずに「メッセージは来ないかもな」くらいの気持ちで待つと思います。 さて、未来形で~ingを使うもう1つのポイントは”be ~ing now”とnowを使っても未来形になる、ということです。 I’m sleeping now. 寝ていたら言えませんよね。 これは「今寝ている最中」ではなく「今から寝る」というすぐ先の未来での意味で”be ~ing now”を使っています。 “now”を使うからと言って現在形とは限らないという英語の文法の罠なので気をつけましょう。 動名詞「~すること」おもな”~ing”文法の基本的な使い方の最後は動名詞です。 Studying is good. 「勉強すること」という、動詞である”study”を名詞に変換するときに”~ing”にして表現します。 それではいくつかの例文をみていきましょう。 I like shopping. (ショッピングすることが好き = like shopping itself) Your singing is good. (歌うのがうまい = the act of singing itself) Listening English makes me sleepy. (聞くと眠くなる = get sleepy by listening) 例文からもわかるとおり、”~ing”が1つの名詞になる場合と、”~ing something”が1つの名詞「~すること」になることがあります。 使い分けとしては 一般的なことについての「~すること」= “~ing” “Learning is hard.”, “Running is good”, “I like eating.” ある特定の対象をつけたいときの「~すること」= “~ing something” “Learning English is hard”, “Running outside is good.”, “I like eating meat.” この文法の違いを理解して”~ing”での動名詞を使い分けていきましょう。 おもな~ing文法の比較基本的な3つの文法を解説しましたが、なかなか奥が深いことがわかると思います。 ここでいったん頭を整理するために、おもな3つの使い方と意味を比較・まとめてみましょう。 文法例文進行形I am jogging now.(ジョギングの最中)未来形I am jogging tommorow.(ジョギングする予定)動名詞I like jogging.(ジョギングすることが好き)進行形と未来形はわかりにくいときがあるので、とくに未来形で使うときは時間に関する言葉(right now, laterなど)をつけるのが一般的です。 動名詞に関しては”be ~ing”とbe動詞をつけないのでほかの2つとは区別がつきやすいと思います。 そのほかの~ingの使い方それでは最後に、これまで紹介したおもな3つの”~ing”文法のほかに以下の2つの使い方について簡単に解説します。 名詞の状態「~している~」形容詞「~な状態」名詞の状態「~している~」“~ing”とほかの言葉をつなげて「~している~」という「特定の状態にある何か」という名詞をつくる文法です。 someone/something + ~ing~ing + someone/something“someone/something + ~ing”は関係代名詞を省略しているだけです。 いくつかの例をみてみましょう。 I watched people singing. = I watched people (who were) singing. I found my cat hiding. = I found my cat (which was) hiding. I want to see myself speaking English well. = I want to see myself (who is) speaking English well. このように関係代名詞を入れると分かりやすいと思います。 “someone/something + ~ing”はわざわざ関係代名詞を入れると長くなるので、省略して1つの単語としているわけですね。 “~ing + someone/something”はいわゆる複合名詞です。 I watched singing birds. = I watched “singing-birds”(1つの名詞) 動名詞とややこしくなるけど別の文法です。 動名詞:動詞であれば何にでも使える複合名詞:決まった名詞にしか使えない“~ing”文法を使った複合名詞には以下のようなものがあります。 swimming pooleating habitteaching methodwashing machinelearning periodbowling centrechopping board他にもたくさんありますが、複合名詞はこのようなひとつの単語として認知されているものです。 ↓に複合名詞として”~ing”を使えない例と、ただしい言い方も書いておきます。 使えない複合名詞正しい言い方talking peoplepeople talkingplaying kidskids playingringing phonea phone ringingdeparting flighta departure flightsitting doga dog sittingfalling paperpaper fallingさきほど解説したように、残念ながら複合名詞に使えるかどうかの文法のルールや規則性はありません。 なので、そういうものとしてひとつの単語とわりきって覚えましょう。 形容詞「~な状態」もう1つの”~ing”の使い方が形容詞につける文法です。 使い方としては someone/something + be + ~ing(形容詞)~ing(形容詞) + someone/somethingがあります。 “be”が入るので注意です。 たとえば以下のような文章をつくることができます。 This movie is exciting.This is an exciting movie. = This is an “exciting-movie”(1つの目的語または主語になる).意味に違いはありませんが、1のほうが自然な言い方になります。 2はどちらかというと書き言葉のような表現、もしくは”This”を強調した言い方です。 They are amazing.They are amazing people.それぞれの文法で強調する部分が変わります。 まとめ今回は英語の文法の基礎でもある“~ing”を使った表現について解説しました。 おもな”~ing”をもちいた文法として以下の3つを注意点とともに解説しました。 進行形「~している最中」現在形は「普段は~する」という意味なのでごっちゃにならないように注意未来形「~するつもり」時間に関する言葉(laterやtonightなど)をつけてわかりやすくする“be going to”は”~ing”のように計画性が高い“will”は計画性が低い動名詞「~すること」“~ing + something”でより具体的な「~すること」の意味になるそのほかの”~ing”の使い方としてさらに2つ紹介しました。 名詞の状態「~している~」“someone/something + ~ing”は関係代名詞(”which is”や”who is”など)を省略しているだけ“~ing + someone/something”はいわゆる複合名詞で特定の言葉にしかつかえない形容詞「~な状態」“someone/something + be + ~ing(形容詞)”はより自然な話し言葉で形容詞を強調する“~ing(形容詞) + someone/something”は主語を強調する“~ing”は基本の文法のわりにはかなり奥が深いのが分かってもらえたかと思います。 「いい復習になった」「こんな使い方があったなんて知らなかった」と思ってもらえればうれしい限りです。 このあたりをうまく使いこなせるようになればより高度に英語を使いこなすことができます。 まずはこれらの”~ing”の文法と使い方をしっかりと復習して、積極的に使っていきましょう。 そうすればすぐに自分のものにすることができるはずです! |
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