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国宝『短刀 銘 則重』この国宝を観るには公開履歴文化財指定データ
国宝『短刀 銘 則重』
則重(のりしげ)は鎌倉時代の刀工で、かつては正宗十哲の1人に数えられていたが、現在では正宗の兄弟弟子であるとされる。 越中国の呉服郷(現在の富山市五福あたり)に住し、佐伯則重や呉服郷則重と呼ばれる。 古くから名刀として名高い『富田江』や『稲葉江』の作者「江義弘(郷義弘とも)」の師だとする説もある。 則重の刀剣では唯一の国宝で、その出来栄えの良さから「日本一則重」と号される、鎬のない平造の短刀。 武家の名門、細川家の16代当主で、愛刀家としても高名だった細川護立氏の愛刀である。 この国宝を観るには永青文庫の刀剣をテーマとした展覧会などで公開されることがある。 公開履歴2024/1/6~2/11 刀剣博物館「正宗十哲-名刀匠正宗とその弟子たち」2023/1/14~5/7 永青文庫「揃い踏み 細川の名刀たち」 文化財指定データ【台帳・管理ID】201-412【指定番号】00119-00【種別】工芸品【指定名称】短刀〈銘則重/〉【ふりがな】たんとう〈めいのりしげ〉【員数】1口【国】日本【時代・年】鎌倉時代【作者】越中国呉服郷則重【寸法・重量】長24.6cm、元幅1.9cm【品質・形状】平造、庵棟、筍子反。鍛小板目、松皮肌交じり、地沸つき地景入る。刃文互の目調の乱に小沸強く、足繁く入り、金筋、砂流頻りにかかる。帽子乱れ込み火焔。【画賛・銘等】中央に「則重」の銘がある。【所有者】永青文庫【重文指定日】1931.01.19【国宝指定日】1953.11.14【説明】相州正宗十哲の一人と言い、あるいは正宗相弟子と伝える越中郷則重の作。短刀を得意とし名品が少なくないが、本短刀はその白眉で健全な作である。 出典:国指定文化財等データベース一部抜粋 |
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