![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/amd-img/20230622-00000005-ftaiwan-000-1-view.jpg?pri=l&w=640&h=450&exp=10800) 台湾の在フィジー代表機関、名称が再び「台北」に 外交部「遺憾」 (台北中央社)外交部(外務省)は21日、南太平洋フィジーに台湾が置く代表機関の名称が、「中華民国(台湾)駐フィジー商務代表団」から「駐フィジー台北商務弁事処」に再変更されたと明らかにした。同部によれば、中国からの圧力が背景にある。同部は、フィジー政府が立場を堅持できなかったことに対し、遺憾を表明した。
代表機関の名称は2018年以降、「駐フィジー台北商務弁事処」とされていたが、今年3月に「中華民国」を冠する名称に変更されたばかりだった。それと同時に職員に対し、外交特権も付与されていた。
外交部によると、3月の名称変更後、中国駐フィジー大使館がフィジー政府に対し抗議し、報復手段を取るとの圧力をかけていた。4月には中国外交部の馬朝旭副部長(外交次官)がフィジーを訪れ、再び強い圧力をかけたという。外交部は、フィジー政府は内閣会議を繰り返し開き協議したものの、最終的には中国の圧力に屈し、名称を元に戻すことを決めたと説明した。
外交部は、中国が国際社会において再び台湾に圧力を加え、台湾の主権や地位を低く落とす行いをしたことに対し、「最も厳しく非難する」とし、国際社会の公正な判断に期待を寄せた。
(游凱翔/編集:名切千絵)
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