【(フランス語復習まとめ)フランス語の不定形容詞certainsとquelquesの使い分け】 |
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フランス語を読んでいたらcertainsやquelquesという単語がでてきたから、辞書で調べたら2つとも『いくらかの』という意味が載っていた。 何がちがうの?
この記事を読むと、 certainsとquelquesの大きなちがい certainsの使い方 quelquesの使い方 単数形certainとquelqueのちがい
についてわかるようになります。
目次 1 certainsとquelquesの大きなちがい2 certainsの使い方2.1 certainsを使った基本的な文の作り方2.2 certainsを使った例外的な文の作り方3 quelquesの使い方3.1 quelquesを使った基本的な文の作り方3.2 quelquesを使った例外的な文の作り方4 単数形certainとquelqueのちがい5 似ているようで実は似ていなかったcertainsとquelquesを覚えると5.0.1 More from my site certainsとquelquesの大きなちがい
『いくらかの』を意味するフランス語の不定形容詞 certains quelques
※両方とも複数形のsがついてます
の大きなちがいは、反対語を見るとわかりやすいかと思います。
つまり、 certains – tous quelques – beaucoup
という比較です。 tous(すべて)に対するcertains(いくらか)。 beaucoup(多く)に対するquelques(いくらか=少数)。
つまり、certainsは、大きい枠組みの中での小枠を意味します。 たとえれば自民党という大枠の中に、小さな派閥がいくらかあるようなイメージかと。
それに対してquelquesは量に関する意味を持っています。 多いか少ないかといったら、すくない、というイメージです。 certainsの使い方
certainsの使い方について書いていきます。 基本 例外
にわけます。 certainsを使った基本的な文の作り方
certains(冠詞無し) + 複数形名詞
Certains vins comme le Beaujolais nouveau ne se conservent pas longtemps. (ボージョレ・ヌーヴォーのようなワインは、長期の保存に向かない) ※ワイン全体の一部であるボージョレ・ヌーヴォーを含むある種のワイン certainsを使った例外的な文の作り方
名詞の後ろに置かれる場合の意味:確かな
Il a fait des progrès certains.(彼は確実な前進をした) quelquesの使い方
つぎはquelquesの使い方について説明していきます。 certainsと同じで、 基本 例外
にわけます。 quelquesを使った基本的な文の作り方
quelques(冠詞無し) + 複数形名詞(数えられる名詞)
Il reste encore quelques feuilles sur les arbres. (数枚の葉がまだ木に残っている) ※少数の葉っぱ quelquesを使った例外的な文の作り方
上品な使い方として①: 冠詞 + quelques + 複数形名詞(数えられるもの)
Les quelques conseils que vous m’avez données m’ont beaucoup aidé. (あなたがくれたいくらかの助言が本当に役立ちました)
上品な使い方として②:
quelque(単数形・冠詞無し) + 抽象名詞:少しの
On gardait quelque espoir de mettre fin au conflit. (争いを終結させるわずかな希望があった) 単数形certainとquelqueのちがい
certainやquelqueと、sのない単数形で使った場合2つとも『ある~』という意味になります。
ちがいは、 un(une) + cetain(certaine) + 名詞:ある(話している人の頭の中では確実なイメージがある)
J’ai pour lui un certain respect. (私は彼にはある尊敬の念を抱いている) ※話している人は尊敬している理由を知っているが話さない quelque(冠詞無し) + 名詞:ある(話している人の中に具体的なイメージがない)
Il habite dans quelque village loin d’ici.(彼はここから離れたある村に住んでいる)※話している人は男の人(il)が具体的にどの村に住んでいるか知らない。
という感じです。
※certain(単数形)の例外的な使い方 冠詞 + certain + 名詞という作り方には、その名詞が 人名 抽象名詞
かにより、 un(une) + certain(certaine) + 人名:~とかいう人
Un certain Dupont m’a téléphoné.(デュポンとかいう男性から電話があった) un(une) + certain(certaine) + 抽象名詞:相当な
Ce tableau a une certaine valeur. (この絵には相当な価値がある)
という意味があるのも頭の片隅に留めておきましょう。 似ているようで実は似ていなかったcertainsとquelquesを覚えると
日本語訳につられると意味の取り方を間違えてしまう単語はいくつも存在しているかと思います。
そこでおすすめは、インターネットを使った勉強法です。
たとえば、 ネット検索ページやツイッターなどでcertainsやun certain、quelques, les quelques, quelqueなどで検索し実際の用例を読む(インプット) 気になったものを書き出してみる(アウトプット1) それぞれのあとに続く名詞を好きなものに変えてオリジナルな文を作る(アウトプット2)
というようなステップを踏むのがよいかと思います。
参考は以下の本でした。
Nouvelle Grammaire du Français: Cours de Civilisation Francaise de la Sorbonne (フランス語) ハードカバー
現代フランス広文典[改訂版]
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