このページには 0.1° 単位の三角関数表を掲載しています。角度に対するサイン、コサイン、タンジェント、およびラジアンの値を知りたいときに、ご利用ください。

また、表の後では、三角関数の定義と、周期性・対称性による変換公式を紹介しています。

もくじ

この三角関数表には、0.1° ごとの角度（度数）に対する、サイン（sin）、コサイン（cos）、タンジェント（tan）、および角度のラジアン（rad）の値が小数第4位まで掲載されています。

デフォルトでは 1° 単位の値しか表示されていませんので、0.1° 単位で表示したい場合は、詳しく知りたい度数の行をクリックしてください。行が展開します。

また、すべての行を展開して 0.1° ずつの値を表示するには、一番上の見出し行をクリックしてください。

※ 上の表は、1° 単位で表されている行をクリックすると、行が展開し、0.1° 単位の表が現れます。

※ 全ての行を展開したい場合は、一番上の見出し行をクリックしてください。

一般角に対する、サイン、コサイン、タンジェントの定義は次の通りです。

\begin{align*} \sin \theta = \frac{y}{r} \\[5pt] \cos \theta = \frac{x}{r} \\[5pt] \tan \theta = \frac{y}{x} \\[5pt] \end{align*}

ただし、$x=0$ となるような $\theta$ に対して、$ \tan \theta $ は定義されない。

三角関数を角度 0° ~ 90° の範囲で考えると、直角三角形を使って、次のように表されます。

\begin{align*} \sin A = \frac{\mathrm{BC}}{\mathrm{AB}} \\[5pt] \cos A = \frac{\mathrm{AC}}{\mathrm{AB}} \\[5pt] \tan A = \frac{\mathrm{BC}}{\mathrm{AC}} \\[5pt] \end{align*}

このページで提供している三角関数表は、角度 0° ~ 90° の値に対するものです。その他の角は、次の「三角関数の周期性および対称性に関する公式」より得ることが出来ます。

なお、この公式はラジアン単位で記載しています。

動径が表す一般角（三角関数の周期性）

\begin{align*} \sin (\theta + 2n\pi ) &= \sin \theta \\[5pt] \cos (\theta + 2n\pi ) &= \cos \theta \\[5pt] \tan (\theta + 2n\pi ) &= \tan \theta \\[5pt] \end{align*}

三角関数表から 0° ~ -90° の値を得る場合。

\begin{align*} \sin (-\theta) &= -\sin \theta \\[5pt] \cos (-\theta) &= \cos \theta \\[5pt] \tan (-\theta) &= -\tan \theta \\[5pt] \end{align*}

三角関数表から 270° ~ 360° の値を得る場合。

\begin{align*} \sin \left(\theta + \frac{\pi}{2} \right) &= \cos{\theta} \\[5pt] \cos \left(\theta + \frac{\pi}{2} \right) &= -\sin{\theta} \\[5pt] \tan \left(\theta + \frac{\pi}{2} \right) &= -\frac{1}{\tan \theta} \\[5pt]\end{align*}

\begin{align*} \sin (\pi - \theta) &= \sin \theta \\[5pt] \cos (\pi - \theta) &= -\cos \theta \\[5pt] \tan (\pi - \theta) &= -\tan \theta \\[5pt] \end{align*}

三角関数表から 180° ~ 270° の値を得る場合。

\begin{align*} \sin \left(\theta + \pi \right) &= -\sin \theta \\[5pt] \cos \left(\theta + \pi \right) &= -\cos \theta \\[5pt] \tan \left(\theta + \pi \right) &= \tan \theta \\[5pt] \end{align*}

エクセルを使って、上のような三角関数表を作成するには、次の図のように数式を入力します。

サインの例：=SIN(RADIANS(角度))

エクセルの SIN 関数に用いる角度は、ラジアンを用います。そのため、RADIANS 関数を用いて、度数からラジアンに変換する必要があります。