テレビの購入を検討中。・P747シリーズ（TCL）このシリーズは、どんな特徴のテレビ？注意点はあるの？購入者の感想を聞いてみたいな。

こんな質問にお答えします。

映像機器の設計・開発エンジニアのうましが解説します。

TCLは、テレビの出荷台数が2019年に世界2位になるなど世界的に有名な中国の家電メーカーです。今回は、細かい部分は省略しつつ、P747シリーズの特徴や注意点をご紹介します。

美しい映像を楽しむためにテレビメーカーは独自に、画像処理エンジンを開発しています。P747シリーズは、『Algo EngineⅡ』を採用することで、繊細さ、色彩、コントラスト（色のメリハリ）などの補正を行うことで高画質を実現します。

また、Algo EngineⅡが地デジやネット動画のような画質があらい（低解像度）の映像も4Kにアップスケーリングすることで繊細な映像を楽しむことができます。

Algo EngineⅡのイメージ

画像引用：TCL

テレビは、明暗のある映像を表現する場合、明るい方に合わせると白飛びしたり、暗い方に合わせると全体的に暗くなる製品も少なくありません。しかし、P747シリーズは、光の明暗をきれいに表現するHDR対応で、その中でもグレードが高い『Dolby Vision』に対応していますので、花火や夜空などの明暗のある映像も美しく表現します。

左：HDR対応 / 右：非HDR対応※画像はイメージです画像引用：TCL

P747シリーズは、WCG（広色域）を採用していますので、よりあざやかな色彩で映像を表現することが可能です。

右：WCGのイメージ画像引用：TCL

P747シリーズは、Google TVを搭載しているので、Wi-Fiに接続するとYouTubeなどのネット動画もテレビの画面で楽しむことが可能です。さらに、リモコンの『ダイレクトボタン』を押すとワンタッチでネット動画の機能を起動できるので、より手軽にネット動画を楽しむことができます。

Google TV対応豊富なネット動画も楽しめます

ダイレクトボタンをリモコンに配置画像引用：TCL

P747シリーズは、『VAパネル』と呼ばれるタイプの液晶パネルを採用しています。VAパネルは、正面から見ると色のメリハリ（コントラスト）がしっかりとした映像を楽しめるのですが、ななめから見ると白っぽくなりやすいという特徴があります。

画像引用：RTINGS

そのため、「キッチンからリビングのテレビを見る機会が多い」などのように画面に角度をつけて見る機会が多い方はご注意ください。

テレビは1秒間に60コマの画像を切り替えて動きを表現していますが、スポーツなどの動きが速い映像ではコマが足りずにカクカクとした印象の映像になる場合があります。コマとコマの間に中間の補正画像を生成して追加して、1秒間に120コマにすることで、よりなめらかな映像にするのが『倍速』と呼ばれる機能です。

P747シリーズは、倍速機能は非対応のモデルになります。ご注意ください。

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「ネット動画も楽しみたいけど予算は抑えたい」「コスパの良い4Kテレビを探している」という方には、世界中で愛されるTCLのP747シリーズがおすすめです。Google TV内蔵でネット動画も楽しめる4Kをお求めやすい価格で購入することができます。

ただし、画面に角度をつけて見ると白っぽくなりやすい点、動きが速い映像をなめらかに処理する倍速は対応していない点にはご注意ください。

気になる商品はリンク先から『購入者のレビュー』だけでもチェックすることをおすすめします。貴重な情報が含まれていることがあり、意外に勉強になりますよ！

※43V/50V/55V型を抜粋