「Docker Desktop」のWSL 2+NVIDIA GPU対応が正式に ~「ほぼネイティブ」なパフォーマンスを発揮 |
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![]() 米Dockerは12月15日(現地時間)、NVIDIA製GPUを搭載した「Docker Desktop」環境で「WSL 2」のGPUサポートが正式に利用できるようになったと発表した。この機能は昨年12月より、1年にわたって実験的に提供されていた。 関連記事 WSL 2 GPUをサポートした「Docker Desktop」が開発者向けにプレビュー【2021年1月15日追記】 「Windows Subsystem for Linux 2」(WSL 2)では「GPU Paravirtualization」(GPU-PV:GPU準仮想化)と呼ばれる技術がサポートされており、Linuxで利用されているGPUコンピューティングのツールチェーンをそのまま利用可能で、暗号化ツールの実行や機械学習のトレーニングに用いることができる。パフォーマンスも良好で、NVIDIA社が「near-native」(ほぼネイティブ)と表現するほどだ。 これまで「WSL 2」でNVIDIA GPUを利用するには、以下の2つの条件を満たす必要があった。 「Windows Insider Program」に加入してプレビュー版のOSを用いるベータ版の「NVIDIA CUDA」ドライバーをインストールする今後は、製品版のWindows 11と正式版の「NVIDIA CUDA」ドライバーで「WSL 2」のGPUコンピューティングが利用できる。ただし、Windows 10ユーザーは引き続き「Windows Insider Program」への加入が必要。「Docker Desktop」はv3.1以降であればよいようだ。 「Docker Desktop」はWindows/Mac環境へ「Docker」をインストールし、手軽に使えるようにしたツール。現在、同社のWebサイトから利用可能。中小企業(従業員数250人未満、年間収益1,000万ドル未満)、個人使用、教育目的、非商用のオープンソースプロジェクトであれば、無償の「Docker Personal」サブスクリプションで利用できる。それ以外の用途では、有料サブスクリプションが必要だ。 |
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