『琵琶行』白居易 【全文の原文・書き下し文・現代語訳・解説】

您所在的位置:网站首页 琵琶行琵琶版瑾谙 『琵琶行』白居易 【全文の原文・書き下し文・現代語訳・解説】

『琵琶行』白居易 【全文の原文・書き下し文・現代語訳・解説】

2024-07-13 00:11| 来源: 网络整理| 查看: 265

琵琶行 序を並(あわ)す

元和(げんな)十年、予(よ) 九江(きゅうこう)郡の司馬に左遷せらる。明年秋、客(かく)を湓浦(ぼんぼ)の口(ほとり)に送り、舟中(しゅうちゅう)に夜 琵琶を弾く者を聞く。其の音(おん)を聴くに錚錚(そうそう)然として京都(けいと)の声有り、其の人を問えば、本(もと) 長安の倡女(しょうじょ)にして、嘗(かつ)て琵琶を穆(ぼく)曹(そう)のニ善才(にぜんさい)に学びしが、年長(た)け色衰え身を委ねて賈人(こじん)の婦(つま)と為(な)ると。遂に酒を命じて快(と)く数曲を弾ぜしむ。曲罷(や)みて憫然(びんぜん)として、自(みずか)ら少小(しょうしょう)の時の歓楽の事を叙(の)ぶ。、今は漂淪憔悴(ひょうりんしょうすい)して江湖(こうこ)の間(かん)に徙(うつ)ると。予出でて官たりしより二年、恬然(てんぜん)として自(みずか)ら安んず。斯(こ)の人の言に感じ、是(こ)の夕(ゆうべ)、始めて遷謫(せんたく)の意有るを覚ゆ。因(よ)りて長歌を為(つく)りて以て之に贈る。凡(およ)そ六百一十ニ言(ろっぴゃくいちじゅうにげん)、命(なづ)けて琵琶行(びわこう)と曰(い)う。

(第1段)

潯陽 江頭(じんようこうとう) 夜客(かく)を送る

楓葉荻花(ふうようてきか) 秋 瑟瑟(しつしつ)

主人は馬より下り 客(かく)は船に在り

酒を挙(あ)げて飲まんと欲するに管絃(かんげん)無し

酔うて歓を成さず惨として将(まさ)に別れんとす

別るる時 茫茫(ぼうぼう)として 江(こう)月を浸(ひた)す

忽(たちま)ち聞く 水上 琵琶の声(こえ)

主人は帰るを忘れ 客(かく)は発せず

声を尋ねて暗に問う 弾ずる者は誰(た)ぞと

琵琶声は停(や)み 語らんと欲して遅し

(第2段)

船を移して相近づき邀(むか)えて相見る

酒を添え燈(ともしび)を迴らし重ねて宴を開く

千呼万喚(せんこばんかん)始めて出で来たるも

猶お琵琶を抱きて半ば面(おもて)を遮(さえぎ)る

軸を転じ絃を撥(はら)いて三両声(さんりょうせい)

未だ曲調を成さざるに先ず情有り

絃絃に掩抑(えんよく)して声声(せいせい)思いあり

平生(へいぜい)志(こころざし)を得ざるを訴(うっと)うるに似たり

眉を低(た)れ手に信(まか)せて続続と弾き

説き尽くす心中無限の事

軽く攏(おさ)え慢(ゆる)く撚(ひね)り抹(な)でて復(ま)た挑(は)ね

初めは霓裳(げいしょう)を為し後には六玄(ろくよう)

大絃(たいげん)は嘈嘈(そうそう)として急雨(きゅうう)の如く

小絃(しょうげん)は切切(せつせつ)として私語(しご)の如し

嘈嘈切切錯雜(そうそうせつせつさくざつ)して弾き

大珠小珠(だいじゅしょうじゅ) 玉盤(ぎょくばん)に落つ

間関(かんかん)たる鶯語(おうご)花底(かてい)に滑らかに

幽咽(ゆうえつ)せる泉流(せんりゅう) 氷下(ひょうか)に難(なや)めり

氷泉(ひょうせん)は冷渋(れいじゅう)して絃は凝絶(ぎょうぜつ)し

凝絶して通ぜず 声暫(しば)らく歇(や)む

別に幽愁(ゆうしゅう)と暗恨(あんこん)の生ずる有り

此(こ)の時 声(こえ)無きは声有るに勝(まさ)る

銀瓶(ぎんぺい)乍(たちま)ち破れて水漿(すいしょう)迸(ほとばし)り

鉄騎突出(てっきとっしゅつ)して刀槍(とうそう)鳴る

曲終り撥(ばち)を收めて心(むね)に当(あた)りて画(えが)く

四絃(しげん)の一声(いっせい) 裂帛(れっぱく)の如し

東船西舫(とうせんせいほう) 悄(しょう)として言(ことば)無く

唯だ見る 江心(こうしん)に秋月(しゅうげつ)の白きを

(第3段)

沈吟して撥を放ち絃中(げんちゅう)に挿(はさ)み

衣裳を整頓して起(た)ちて容(かたち)を斂(おさ)む

自(みずか)ら言う本(もと)是(これ)京城(けいじょう)の女

家は蝦蟆陵下(がまりょうか)に在りて住む

十三 琵琶を学び得て成り

名は教坊(きょうぼう)の第一部に属す

曲罷(おわ)っては曾(かつ)て善才(ぜんさい)をして伏せしめ

粧(よそお)い成っては毎(つね)に秋娘(しゅうじょう)に妬(ねた)まる

五陵(ごりょう)の年少(ねんしょう)争って纏頭(てんとう)し

一曲に紅き綃(きぎぬ)は数を知らず

鈿頭(でんとう)の銀篦(ぎんぺい)節を撃ちて砕(くだ)け

血色(けっしょく)の羅裙(らくん)酒を翻(ひるがえ)して汚(けが)る

今年(こんねん)の歓笑(かんしょう)復(ま)た明年(みょうねん)

秋月(しゅうげつ)春風(しゅんぷう)等閑(とうかん)に度(わた)る

弟は走って軍に従い阿姨(あじょ)は死し

暮(くれ)去り朝(あした)来たって顏色(がんしょく)故(ふる)びぬ

門前冷落(れいらく)して鞍馬(あんば)稀(まれ)に

老大(ろうだい)嫁(か)して商人の婦(つま)となる

商人は利を重んじて別離を軽んず

前月(ぜんげつ) 浮梁(ふりょう)に茶を買いに去る

去りてより来(このか)た 江口(こうこう)に空船(くうせん)を守る

船を遶(めぐ)る明月 江水(めいげつこうすい)寒し

夜深(ふ)けて忽(たちま)ち夢む少年(しょうねん)の事

夢に啼けば粧涙(しょうるい)は紅くして闌干たり

(第4段)

我は琵琶を聞きて已(すで)に歎息し

又 此語(このご)を聞きて 重ねて喞喞(そくそく)たり

同じく是(こ)れ天涯淪落(てんがいりんらく)人

相逢(あいあ)う何ぞ必ずしも曾(かつ)ての相識(そうしき)なるべき

我去年帝京を辞してより

謫居して病に臥(ふ)す潯陽城(じんようじょう)

潯陽は地僻(かたよ)りて音楽無し

終歳(しゅうさい) 糸竹(しちく)の声を聞かず

住(すま)いは湓江(ぼんこう)に近くして地は低湿(ていしつ)

黄蘆(こうろ) 苦竹(くちく)宅(たく)を繞(めぐ)りて生(お)う

其の間(かん) 旦暮(たんぼ) 何物(なにもの)をか聞く

杜鵑(とけん)は血に啼き猿は哀しく鳴く

春江(しゅんこう)の花の朝(あした) 秋月(しゅうげつ)の夜

往往(おうおう)酒を取り還(ま)た獨(ひとり)り傾(かたむ)く

豈(あ)に山歌(さんか)と村笛(そんてき)と無からんや

嘔唖嘲哳(おうあくちょうたつ)聴くを為し難し

今夜君が琵琶の語(ご)を聞きて

仙楽を聴くが如く耳暫(しば)らく明らかなり

辞すること莫(な)かれ 更に坐して一曲を弾くを

君が為に翻(ひるがえ)して琵琶の行(うた)を作らん

我が此の言に感じて良(や)や久しく立ち

坐に却(かえ)り絃を促(し)むれば 絃 転(うた)た急なり

淒淒(せいせい)として向前(きょうぜん)の声に似ず

満座重ねて聞き皆泣(なみだ)を掩(おお)う

座中泣(なみだ)下ること誰(たれ)か最(もっと)も多き

江州(こうしゅう)の司馬 青衫(せいさん)湿(うるお)う



【本文地址】


今日新闻


推荐新闻


CopyRight 2018-2019 办公设备维修网 版权所有 豫ICP备15022753号-3