口腔保湿剤の選び方、正しい使用方法教えます

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口腔保湿剤の選び方、正しい使用方法教えます

2024-07-10 00:50| 来源: 网络整理| 查看: 265

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口の中が乾燥する、朝起きると口の中がねばついている、食物が飲み込みづらいなどの不具合をお感じの方はいませんか?これらは唾液分泌の低下によって生じる口腔乾燥症の症状です。唾液は、加齢や病気、薬等の影響で減少します。唾液の分泌を増やすための試みとして、唾液腺のマッサージや口腔保湿剤の使用、ガムを噛むなどがありますが、ここでは口腔保湿剤に着目してお話をしていきます。口の中が乾くといっても、すべての人が同じ症状ではありません。お口の中の症状に合わせた口腔保湿剤の選び方、正しい使い方などについて説明していきます。

歯科衛生士 9月号

口腔保湿剤の効果的な選び方&使い方

 

目次

1.口腔保湿剤とは2.口腔保湿剤の種類と特徴2-1 スプレータイプ2-2 ジェルタイプ2-3 洗口液タイプ3.口腔保湿剤を選ぶ際の6つのポイント3-1 唾液の分泌量によって口腔保湿剤のpHに注意する3-2 唾液の性状によって口腔保湿剤の粘性を選ぶ3-3 乾燥が強く感じる時間帯によって口腔保湿剤を選ぶ3-4 しみる症状がある場合は低刺激のものを選ぶ3-5 全身状態によってタイプを選ぶ3-6 味の嗜好性で選ぶ4.口腔保湿剤を使う際の注意点4-1 使いすぎに注意4-2 ジェルタイプの重ね塗りは厳禁4-3 乾燥した粘膜にそのままジェルタイプの口腔保湿剤を使用しない4-4 口腔保湿剤は潤すだけではなく清掃時にも使用できる5.まとめ 1.口腔保湿剤とは

口腔保湿剤は唾液の分泌が低下することによって起こる口腔乾燥の症状を緩和させるケア用品です。唾液が少なくなると、口の中が乾燥する、ねばつく、ピリピした感じがする、食物を飲み込みにくくなる、などの不具合が感じられるようになります。それらを緩和させる方法のひとつとして口腔保湿剤の使用が挙げられます。口腔保湿剤にはスプレータイプ・ジェルタイプ・洗口液タイプがあります。次項でそれぞれの特徴について説明していきます。

2.口腔保湿剤の種類と特徴

 口腔保湿剤は性状によってスプレータイプ・ジェルタイプ・洗口液タイプに分けられます。 口腔粘膜を乾燥から保護する、口腔内の清掃をする、など主に何を目的にとするかによって求める含有成分も変わってきます。

2-1 スプレータイプ

スプレー容器に入っていて、口の中に数回プッシュして使用します。舌を動かして全体にまんべんなくいきわたらせます。

メリット  指やスポンジなどを使用しなくても良いので簡単  外出先でも使用できる  含有されている成分や味刺激によって清涼感が得られる デメリット  液体状のため蒸発しやすく、保湿効果の持続時間が短い

ウェットケアレモンの商品画像

ウェットケアレモン(キッセイ薬品工業)50ml 390円(税別) お口の中にスプレーすることで口腔内が潤います。唾液にも含まれる生体保湿成分ヒアルロン酸とさわやかな酸味が潤いを保ちます。甘味成分はキシリトールを使用。

バトラージェルスプレー(サンスター)50ml 1,700円(税別) サンスターHPより

トウモロコシやタピオカ由来の保湿成分「Tornare®」を配合。持続性のある高い保湿力で、お口にうるおいを与えます。特殊なマイクロゲル製剤は、液状なのにたれにくく、お口に留まります。 ほのかなミントの香りで、すっきりとした使用感です。

2-2 ジェルタイプ

チューブ状の容器に入っていて、指にとって舌の上に乗せ、舌を動かして口の中に広げるか、スポンジブラシにつけて口の中全体に広げて使用します。乾燥した粘膜に直接塗布するのではなく、スプレータイプや洗口液タイプの口腔保湿剤で粘膜を湿らせてから使用します。

メリット  ジェル状であるため保湿効果が長く持続する デメリット  粘性が高いため、ねばつきが気になる場合もある

バトラーうるおい透明ジェル(サンスター)65g 1,200円 サンスターHPより

保湿剤として加水分解水添デンプンとイノシトールを配合。高い水分保持力でうるおいが長続きします。 つけやすさと広がりの良さを同時に実現。 介護が必要な方への口腔ケアにもおすすめです。 やさしいほのかな甘み。

コンクールマウスジェル(ウエルテック)50g 1,500円 ウエルテックHPより

高い保湿力で粘膜になじんで保湿します。唾液類似成分が乾燥や擦れを防ぎます。 ノンアルコール、発泡剤無配合、スッキリ甘い味

2-3 洗口液タイプ

ボトル状の容器に入っていて、薄めるもの、原液そのまま使用するものがあります。洗口液タイプ単独だと、保湿効果を持続しにくいため、同じブランドのジェルタイプを併用することをおススメします。

バトラーマウスコンディショナー(サンスター)250ml 1,500円 サンスターHPより

ほのかなミントの香りがするノンアルコールタイプ。低刺激性で、すっきりとした使用感です。 保湿力の高い保湿成分を配合し、お口にうるおいをあたえながら洗浄します。 約50回お使いいただける希釈タイプ。

コンクールマウスリンス(ウエルテック)250ml 1,100円 ウエルテックHPより

浸透性が高く粘膜を潤し、唾液類似成分が乾燥や擦れを防ぎます。 刺激がないノンアルコールタイプ、発泡剤無配合、優しいミント味。

3.口腔保湿剤を選ぶ際の6つのポイント

口腔保湿剤は、使用目的や使用する方によって選択することが大切です。唾液の分泌量、どんな時に使用するのか、口腔内の状態などを考慮して選択する必要があります。

3-1 唾液の分泌量によって口腔保湿剤のpHに注意する

口腔保湿剤のpHは商品によって違います。pHが低い口腔保湿剤の味刺激によって唾液分泌を促しますが、味刺激によって唾液が分泌されない場合には、口腔内のpHが低い(酸性に傾いた)ままになってしまいます。通常唾液が分泌されることで、pHを酸性から中性に戻すことができますが、刺激唾液が分泌されなければ、いつまでも口腔内が産生のままの状態になり、歯が溶けやすい状態が続くことでう蝕リスクが高まります。味による刺激で唾液が分泌されない方は、pHの低い口腔保湿剤は控えた方がよいでしょう。

3-2 唾液の性状によって口腔保湿剤の粘性を選ぶ

唾液の分泌が少なく、口の中がねばねばと感じる場合、粘性の高い口腔保湿剤を使用することで、さらにねばつきが強く感じる方もいます。乾燥により口の中のねばつきが気になる場合には、粘性が低い口腔保湿剤を選択しましょう。

3-3 乾燥が強く感じる時間帯によって口腔保湿剤を選ぶ

就寝時に乾燥を強く感じる場合には、保湿の持続時間が長いジェルタイプの口腔保湿剤の使用が有効です。日中は簡単に使用でき、かつ持ち運びに便利なスプレータイプを使用し、就寝前は、スプレータイプや洗口液タイプで粘膜を湿らせた後に、保湿が持続するジェルタイプを併用することをおススメします。

3-4 しみる症状がある場合は低刺激のものを選ぶ

口腔粘膜や舌にピリピリ感やしみる症状がある場合にはなるべく刺激が少ない口腔保湿剤を選びましょう。洗口液タイプの口腔保湿剤でそのような症状を感じる場合には、少し薄めて使用することで緩和されることがありますので試してみて下さい。

3-5 全身状態によってタイプを選ぶ

誤嚥などの嚥下障害がある場合、粘性が低い口腔保湿剤は咽頭部に流れ込みやすくなり、誤嚥のリスクを伴うことになります。嚥下障害がある場合には、粘性の高い口腔保湿剤を選ぶこと、また、スプレータイプを使用する場合には、口の中に直接吹きかけるのではなく、舌を出して舌にスプレーして口腔内に広げるようにすることで誤嚥を防げます。  関節リウマチや握力の低下などで、スプレー容器のボタンが固くてプッシュできない、キャップを開けるのが困難、などの場合は、使用する人が容易に行える市販の容器に移し替えるのも良いでよう。

3-6 味の嗜好性で選ぶ

唾液は、レモンや梅干しなどの酸味が強いもので分泌が促進されます。しかし、唾液分泌量が減少している場合、この酸っぱいものや塩辛いものでしみる症状がでてしまうことがあるため、この場合、味が強い口腔保湿剤の使用は避ける必要があります。味の好みや唾液の分泌状態も考慮して口腔保湿剤を選びましょう。

4.口腔保湿剤を使う際の注意点

口腔保湿剤を使用しても、その使用方法が誤っていれば、保湿剤の効果が得られないばかりか、使用することで口腔内に悪い影響を及ぼしてしまうことがあります。口腔保湿剤は使用量や使用方法を確認して正しく使いましょう。ここでは介護者へ使用する場合の注意点を中心にまとめてあります。

4-1 使いすぎに注意

口腔保湿剤はたくさんつければ効果が上がるものではありません。使いすぎはむしろ、誤嚥のリスクが高まったり、粘着きが増して不快になったりします。自分の口腔内なら感覚が分かりますが、介護で使用する場合、口腔保湿剤を厚くつけた方が保湿効果が高まると誤解して過剰に使用してしまうことがあるようです。口腔保湿剤を厚く塗布してしまうと、咽頭部に流れ込んで誤嚥してしまう可能性があります。口腔保湿剤は、粘膜に薄く一層塗り広げるように使用しましょう。推奨使用料は製品によって異なりますので、使用前にパッケージの取り扱い説明書を確認してから使用しましょう。

4-2 ジェルタイプの重ね塗りは厳禁

介護者への口腔ケアで使用する際に、前に塗布した口腔保湿剤を十分取り除かずに、上から新たな口腔保湿剤を塗布してしまうことがあります。これでは、以前に塗布した口腔保湿剤の下にある剥がれ落ちるべき粘膜が取り除けないばかりでなく、口腔保湿剤の上に付着している痰などを新たに塗布する口腔保湿剤で閉じ込めてしまうことになります。古い口腔保湿剤はスポンジブラシなどを使用してきれいに除去し、口腔粘膜を清掃し、新しい口腔保湿剤を使用するようにしましょう。

4-3 乾燥した粘膜にそのままジェルタイプの口腔保湿剤を使用しない

乾燥している粘膜に粘性のジェルタイプの口腔保湿剤を使用すると、乾燥している感覚が緩和されないばかりか、かえって乾燥感が強くなる場合もあります。乾燥している粘膜には、まず水やスプレータイプや洗口液タイプの口腔保湿剤で潤した後に、その潤いを閉じ込めるイメージでジェルタイプの口腔保湿剤を使用するようにしましょう。

4-4 口腔保湿剤は潤すだけではなく清掃時にも使用できる

口腔保湿剤には、乾燥して硬くなってしまった痂皮(粘膜)に潤いを与えて軟らかくする作用もあります。口の中を潤す目的だけではなく、乾燥によって硬くなった口腔内の清掃時にも口腔保湿剤は活躍します。保湿剤で粘膜を潤して軟らかくなったところを、スポンジブラシなどで除去すると容易に行えます。またスプレータイプの口腔保湿剤を噴霧したり、洗口液タイプん口腔保湿剤をスポンジブラシに軽く含ませて口腔ケアに用いることもできます。口腔ケアを行った際の口腔保湿剤は痂皮やプラークが含まれている場合があるので、残さずきれいに除去しましょう。清掃後に再度口腔保湿剤を使用すればさらに効果的です。

5.まとめ

口腔保湿剤は口の中の粘膜を潤して口腔乾燥症の症状を緩和するだけではなく、介護の際の口腔清掃にも使用することができます。口腔保湿剤は、使う人に合わせて選択すること、使用量、使用方法を正しく守って使うことで大切です。



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