日本人が直面する「先進国内の地位低下」の深刻さ 円安、低成長…古い経済構造の改革が大きな課題 |
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![]() 日本経済はいま、世界の中でどのような地位にあるのだろうか? ![]() 1人当たりGDPで見ると、日本は世界で第24位になる。 図表1は、各国を2020年における1人当たりGDPの順に並べたものだ(この図では、バミューダ、ケイマンなど一部の国を示していない、外部配信先では図表や画像を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)。 ![]() 日本の値は4万0193ドルだ。世界一のルクセンブルク11万6014ドルに比べると34.6%でしかない。アメリカ6万3413ドルの63.3%だ。 ヨーロッパの主要国のほとんどは、日本より上位にくる。日本は、イギリスとほぼ同じくらいだ。 日本より下位は、旧社会主義国と、フランス、イタリア、スペイン、ポルトガル、ギリシャなどだけだ(IMFの統計では、フランスは日本より上位)。 なお、OECD加盟国の平均は3万8178ドル、ユーロ圏平均は3万7968ドルである。日本の値はほぼこれらと同じだ。 IMFは先進国として40の国・地域を挙げている。日本はその中で23位なので、真ん中より少し下あたりということになる。 |
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