刀剣三字熟語集/ホームメイト

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刀剣三字熟語集/ホームメイト

2024-07-17 03:17| 来源: 网络整理| 查看: 265

刀剣に関する漢字三字熟語を一覧にしています。刀剣は日本を代表する美術品のひとつで、国内外問わず、人々を魅了し続けてきました。日本には「刀」、「剣」、「刃」といった、刀剣にまつわる漢字が入った言葉・熟語が多数存在しています。 「刀剣三字熟語集」では、そのなかから漢字三字熟語をピックアップ。意味・読み方とともにご紹介しています。一度は聞いたことがある言葉から、耳馴染みのない専門用語のような言葉まで、多数掲載。刀についての語彙を増やすことができます。

あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 あ行 あ 暗剣殺 あんけんさつ

九星の方位のひとつで、災厄を招く方角とされる。また、災いをもたらす人がいる方向、災難に出逢う方向を意味する場合もある。これを犯すと目下の者に命を奪われると言われる。なお、九星とは古代中国の占星術のこと。

い 家刀自 いえとじ

主婦の尊称。刀自とは女性を尊んで言う語。戸主が語源で、家の仕事を司る者のことを指す。古語ではあるものの、現代でも旧家の女性に対して用いられることがある。

一刀彫 いっとうぼり

鎌倉時代を起源とする木彫り様式の一種。まるで一刀で掘ったような荒彫りなタッチが特徴。奈良一刀彫、飛騨一位彫が代表的。一刀彫で作られる奈良人形は、勢いよくノミで木材を彫り上げ、鮮やかな装飾が施される。豪快さと繊細さを併せ持つ、日本の伝統工芸品のひとつである。

一刀流 いっとうりゅう

戦国時代から江戸時代にかけて隆盛した剣術流派のひとつ。伊藤一刀斎景久(いとういっとうさいかげひさ)が源流で、そこから「小野派」「忠也派」など様々な流儀に派生した。特に小野派一刀流の祖「小野忠明」は徳川家にも仕え、一刀流のなかでもとりわけ傑出している。

一本刀 いっぽんがたな

侠客を意味する語。侠客とは任侠を建前として、賭博や喧嘩で世渡りをする人のこと。江戸時代には「かぶき者」「町奴」(まちやっこ)とも呼ばれ、中期になると侠客物の講談や芝居も流行した。なお語源は、武士が打刀と脇差の2本の刀を携帯するのに対し、侠客は1本のみであることから。

う 受太刀 うけだち

①刀剣などで切り付けられる際、それを太刀で防御すること。 ②斬り合いで相手の攻撃が激しいために、受け身になること。 ③言い合いなどにおいて、一方的に相手の論に押されること。「受け太刀になる」といった形で用いられるのが一般的。 打太刀 うちたち

①武術や武道の形稽古において、技を仕掛ける人のこと。逆に技を受ける役割を仕太刀(しだち)と言う。 ②攻撃する立場になること。 ③実戦に用いられる太刀のこと。 え 胞衣刀 えながたな

かつて出産時にへその緒を切るために用いられていた竹製のヘラのような小刀。刃物を避けるために用いられる。なお、胞衣とは母体のなかで胎児を包む膜や胎盤などのこと。出産後に体外に排出される。

偃月刀 えんげつとう

半月の形をした中国の大刀。歴史小説「三国志演義」に登場する武将「関羽」が使う「青龍偃月刀」が代表的。長い柄に湾曲した刃を持ち、重さは数十㎏にも及ぶ。実際には重く扱いにくいため実戦には向かず、訓練や演舞で用いられていた。

お 大太刀 おおたちおおだち

刀身の長い太刀のこと。一般的には3尺(約90㎝)以上の物を指す。南北朝時代から用いられるようになり、馬上での戦いを想定して発展したと考えられている。長大な太刀は「野太刀」とも呼ばれるが、明確な分類は定まっていない。

大刀自 おおとじ

①宮廷で働く女官のこと。また、天皇家に仕える女性の称号のこと。 ②妃の次に高い位を持つ、天皇の妻の呼び名。 ③刀自の敬称。なお、刀自とは女性を尊んで言う語。戸主が語源で、家の仕事を司る者のことを指す。 押取刀 おっとりがたな

刀を腰に携える余裕もなく、手で持ったままの状態のこと。「押っ取り刀」とも表記され、もとの意味から転じて「急いではせ参じること」を指す場合もある。なお、押取とは勢い良く手で物をつかむことの意。

女剣劇 おんなけんげき

女性を主役とする剣劇。1932年(昭和7年)、九州で映画女優「大江美智子」が主演したものが最初とされる。その後第二次世界大戦まで女剣劇は隆盛し、社会問題を扱ったもの、芸術性の高いものなどその劇の幅も広がっていった。

か行 か 懐中刀 かいちゅうがたな

ふところに忍ばせる小さい刀のこと。懐刀、懐剣と同義。

解剖刀 かいぼうとう

中国語で医療用のメスのこと。それが転じて、鋭い洞察力や分析能力を指すこともある。なお、日本語としてはあまり一般的ではない語である。

火血刀 かけつとう

火途(かず)、血途(けつず)、刀途(とうず)の3つの場所のこと。火途は猛々しい火に焼かれ、血途は互いに食い合い、刀途は刀によって脅迫される世界のこと。それぞれ「地獄道」、「畜生道」、「餓鬼道」とも呼ばれる。

刀鍛冶 かたなかじ

刀剣を作刀する人のこと。刀工、刀匠とも呼ばれ、鎌倉時代頃に登場した。その頃刀鍛冶が主にいた地域である、「大和伝」(現在の奈良県)、「山城伝」(現在の京都府)、「備前伝」(現在の岡山県)、「相州伝」(現在の神奈川県)、「美濃伝」(現在の岐阜県)は五箇伝と呼ばれる。

活人剣 かつじんけんかつにんけん

使い方によって刀剣が、人を活かす物として機能すること。殺人剣の反対語。日清戦争の際、重傷を負った中国全権大使に「医事に剣が必要か」と問われた日本陸軍医総監が言った、「人をあやめる剣ではなく、活かすための活人剣だ」という言葉に由来する。

唐太刀 からたちからだち

唐から伝わった太刀。奈良時代に唐から伝来し、金や瑠璃などの装飾が施されているのが特徴。その後、その様式にならい和製の太刀が作られるようになり、飾り太刀へと発展した。現存する飾り太刀として代表的なのが、正倉院に所蔵される「金銀鈿荘唐大刀」(きんぎんでんそうのからたち)である。

き 木太刀 きだち

①木製の刀。木剣、木刀と同義。 ②白木で作られた鞘に収められる太刀のこと。 狐剃刀 きつねのかみそり

ヒガンバナ科の多年草で、主に関東より南西に生息している。春に芽吹き、8~9月頃が開花時期。赤みがかったオレンジの花を咲かせ、ヒガンバナに似ている。丈は30~50㎝まで成長し、先端が曲線になっている葉の形が剃刀に似ているのが名の由来。

騎兵刀 きへいとう

騎兵用の軍刀で、サーベルとも呼ばれる。アメリカやイギリスで採用されていたが、第一次世界大戦頃になると軍事技術が大幅に進歩し実戦ではあまり用いられなくなった。オリンピック種目にもなっているフェンシングは、騎兵刀の影響を受けたものである。

切刃造 きりはづくり

日本刀における造込みの一種。造込みとは刀身の断面のことで、平造り、鎬造りなどがある。切刃造は台形のような形をしており、峰と鎬の間が広く取られているのが特徴。直刀が主流の時代によく見られる造込みである。

金刀点 きんとうてん

書道において、「大」という漢字を書く際、右下に引く最後の一画を指す言葉。形が刀剣に似ていることが由来。

く 草薙剣 くさなぎのつるぎ

別名は「天叢雲剣」(あめのむらくものつるぎ)。正当な皇位の証として古代より歴代天皇に継承されている神剣で、「八咫鏡」(やたのかがみ)、「八尺瓊勾玉」(やさかにのまがたま)と合わせて「三種の神器」と呼ばれる。日本神話において、スサノオノミコトが八岐大蛇を退治した際、大蛇のしっぽから出てきた神剣とされ、熱田神宮に祀られている。

け 剣先鏨 けんさきたがね

先端が剣先のようにとがっている鏨(たがね)のこと。鏨とは金属や岩石を削ったり、切断したりするための鋼鉄製ののみのこと。金属に線を彫る「毛彫り」に使われることが多い。

剣先船 けんさきぶね

江戸時代、舟運に使われていた船首のとがった船のこと。主に河内国(現在の大阪府東部)を流れる大和川などで運航し、古剣先船・新剣先船・井路川剣先船・在郷剣先船の4種類があった。物資運搬や渡し舟など、それぞれに用途が異なる。

剣歯虎 けんしこ

約8,000年前に絶滅したネコ科の哺乳類。サーベルタイガーとも呼ばれ、肉食でライオンほどの体を持つのが特徴。上あごの犬歯が発達し、短剣のような形をしている。日本で化石は発見されていないが、中国やアメリカ大陸などから出土している。

剣術家 けんじゅつか

剣術を司る者、剣術を生業としている者、またそれを習得している者のことなどを指す語。日本の歴史においては、宮本武蔵(みやもとむさし)や塚原卜伝(つかはらぼくでん)、伊藤一刀斎(いとういっとうさい)など数多くの剣術家がいる。

剣道家 けんどうか

剣道を司る者、剣道を生業としている者、またそれを習得している者のこと。平成の剣豪、剣道界の鉄人などと呼ばれる「宮崎正裕」(みやざきまさひろ)が有名。1990年代に活躍し、全日本剣道選手権大会では6度の優勝回数を誇る。

剣闘士 けんとうし

古代ローマで決闘を生業としていた剣士のこと。グラディウスと言う剣を使っていたことから、グラディエーターとも呼ばれる。奴隷や戦争捕虜など社会的地位の低い者が多かったが、一部には自ら志願する自由民も含まれていたとされる。

剣呑性 けんのんしょう

すべてのものに対して不安を覚えたり、危険を感じたりする性格のこと。臆病と同義。なお、剣呑とは、危険を感じている様子や不安になっている状態のことを指す語。

剣林処 けんりんしょ

仏教用語で、叫喚地獄にあるとされる十六小地獄のひとつ。「剣樹」や「剣樹地獄」とも呼ばれる。木の葉っぱがすべて剣になっており、その刃で全身を切られる苦しみを受ける地獄のこと。

こ 降魔剣 ごうまけんこうまのけん

①「ごうまけん」と読む場合は、悪魔を制止するための刀剣のことを指す。 ②「こうまのけん」と読む場合は、サボテン科の植物を指す。ウチワサボテン属の多年草で、キューバやカリブ海沿岸諸国の中南米が原産。茎節の長さは15~20㎝。長楕円形の姿をしているのが特徴。 小刀櫃 こがたなびつ

刀剣の鞘に付けられる差裏の穴のこと。小さい刀を差し入れるために施される。

小刀目 こがたなめ

彫刻などにおいて、小さい刀で彫った刻み目のこと。

護身刀 ごしんとう

自分の身を守るために携帯する刀のこと。懐剣、懐刀、護り刀などとほぼ同義。江戸時代において護身用の短剣は打刀と同等の価値や重要性を持ち、大名家では先祖代々継がれる名品も多い。

小太刀 こだち

太刀のなかでも刀身が60㎝前後の物を指す語。また、それを使った剣術のこと。なお、はっきりとした定義はなく、脇差全般を指す語、大脇差の別称など諸説ある。

高麗剣 こまつるぎ

①柄(つか)の頭に輪っか状の装飾が施されている、高麗から伝わった大刀。狛剣と書く場合もある。日本においては古墳時代から奈良時代にかけて主要な刀剣として用いられていた。 ②頭に「わ」が付く語にかかる枕詞。 さ行 さ 酒刀自 さかとうじ

日本酒造りの職人を「蔵人」と言い、その蔵人を現場でまとめる最高責任者のこと。酒蔵内の管理、統制、判断などを行い、日本酒の質を決定付ける重要な役割を担う。語源は諸説あるが主婦を意味する「刀自」が転じたと言う説が有力。

先太刀 さきだち

刀剣で人を複数切り付ける際の最初の一刀のこと。初太刀(しょだち)とも言う。なお、先太刀に続いて切り付けることを「後太刀」(のちだち)と言う。

提太刀 さげたち

堤刀(さげがたな、さげとう)のこと。堤刀とは、手に持った刀剣のこと。剣道における堤刀とは、直立した姿勢で腕を伸ばして、峰を下にした状態で竹刀を持つことを指す。気持ちを落ち着かせる姿勢で、試合終了の礼の前に行う。

殺人剣 さつじんけん

人を殺したり傷付けたりするための刀剣のこと。殺人刀と同義。これに対し、本来人を殺傷するための剣が逆に人を活かすために使われることを「活人剣」と言う。

斬馬剣 ざんばけん

古代中国、前漢時代に存在した名剣。1振で馬を切り倒せるほど鋭利な刃を持つことが名の由来。なお、前漢時代は紀元前206~8年にあたり、長安に都が置かれていた。

し 指揮刀 しきとう

軍隊で指揮官が用いる刀。将校などが部隊を指揮・訓練する際に使われ、明治時代にはサーベルが指揮刀として採用されていた。日本刀より軽量で、片手で扱えるのが特徴。

七支刀 しちしとう

奈良県天理市にある石上神宮に伝わる古剣。剣身の両側に互い違いに3本ずつの枝刃をもつのが特徴。1953年(昭和28年)に国宝に指定され、全長は74.8㎝。「日本書紀」には、百済が魏に献上した剣であるとの記述が残っている。

七星剣 しちせいけん

中国の道教思想に基づいた刀剣の総称。北斗七星が施されており、邪気を破る力が宿るとされる。日本には歴史的価値の高い七星剣が現存しており、大阪市四天王寺区にある四天王寺所蔵の物は聖徳太子の佩刀とされる。

執刀医 しっとうい

手術を施す医師のこと。執刀とは刀、つまりメスを手にすることの意。診療から手術までをすべて執刀医が担当することもあるが、手術のみを行う場合もある。

竹刀弦 しないづる

竹刀の先端から柄に張られる弦のこと。鋒/切先の先革から中結を通って、柄革につながっている。この竹刀弦が張られている側を竹刀の「峰」と呼び、反対側を刃部と言う。ナイロン製やテトロン製の弦が一般的である。

銃剣術 じゅうけんじゅつ

小銃の先端に銃剣を装着した武器を使って、相手を攻撃する武術のこと。白兵戦や接近戦のための武術で、先端の銃剣で突いたり、相手の銃剣による攻撃をかわしたりする技術を磨く。日本では戦後、銃剣道として競技化した。

銃剣道 じゅうけんどう

剣道と同じ袴をまとい、木製の銃で相手と突き合う競技のこと。明治時代、フランスから西洋式銃剣術が日本に伝わり、それが武道化したのが起源。1941年(昭和16年)に大日本銃剣道振興会が設立され、銃剣道という語が一般に使われるようになった。

銃刀法 じゅうとうほう

「銃砲刀剣類所持等取締法」の略称。鉄砲やクロスボウ、刀剣類などの所有・使用に関する法律。違反すると1年以上の懲役または罰金が科せられる。なお、銃刀法における刀剣類とは、「刃渡り15㎝以上の刀、やり及びなぎなた、刃渡り5.5㎝以上の剣」などの定義が設けられている。

授刀衛 じゅとうえ

759年(天平宝字3年)に設置された役職。授刀舎人(たちはきのとねり)を管理する役割を担う。授刀舎人とは、太刀や弓矢などを携帯して宮中警護を行う者のこと。内廷の武力として機能し、騎馬隊を主体としていた。

手裏剣 しゅりけん

投げ付けて、相手を攻撃するための武器。もともとは小刀を投げるようになったのが起源とされ、江戸時代になって釘型や針型など様々な形の物が登場した。毒を塗って暗殺に使われることもあり、江戸最後の将軍「徳川慶喜」は手裏剣の名手として知られる。

菖蒲刀 しょうぶがたなあやめがたな

①端午の節句において、子供が太刀に模して指す菖蒲のこと。また、江戸時代、飾り刀として金銀の装飾が施された反りの深い木の太刀のこと。 ②男児の総称のこと。 ③唐津焼の作品。抹茶茶碗で、唐津茶碗として最も優れた作品のひとつ。高さ6.8㎝、口径10.9㎝。高台以外の部分が灰鼠色に塗られており、趣深い姿をしている。 初太刀 しょだち

太刀を使って最初の1振をすること。また、その太刀自体を指す場合もある。

白太刀 しろたち

①柄や鞘などの金具をすべて銀で作った太刀の総称。 ②武家故実において、進物(しんもつ:贈答品)の目録に記される「白太刀」の文字の代替として金銭を贈ること。なお、武家故実とは、武家における儀式や作法などの最も模範的な風習やしきたりのこと。 真剣師 しんけんし

麻雀やカードゲームなどの博打を生業とする人のこと。日本では公営ギャンブルを除く賭博は法律で禁じられているが、欧米などではポーカーやバックギャモンなどの賭け事が一般的に行われている。公園や喫茶店などで相手を待つ真剣師も少なくない。

真剣味 しんけんみ

真剣な様子、まじめな様子を表す語。「本物の刀剣を用いた命がけの勝負」が真剣の語源である。そこから本気になって取り組むという意味が生まれ、それに接尾語の「み」が付いた。

新々刀 しんしんとう

1781年(天明元年)~1876年(明治9年)にかけて作刀された日本刀のこと。江戸時代、日本刀の需要は減っていったが、江戸後期から明治維新にかけて治安維持のために日本刀が見直されるようになった。その頃作られたのが新々刀であり、古刀を理想とすることから「復古刀」とも呼ばれる。

す 直焼刃 すぐやきば

刀剣の刃文の一種で、刃に沿って直線的な刃文を持つ。直刃、直焼きとも呼ばれる。直焼刃は大きく、糸直刃(いとすぐは)、細直刃(ほそすぐは)、中直刃(ちゅうすぐは)、広直刃(ひろすぐは)の4種に分かれる。

助太刀 すけだち

決闘や仇討ちなどで加勢すること。また手助けをする人のこと。決闘において劣勢になった側の形勢を覆すため、太刀を持って手助けするというのが語源。

せ 青竜刀 せいりゅうとう

①古代中国における長刀の形をした刀剣のこと。 ②三国時代の武将「関羽」が使っていた武器「青龍偃月刀」(せいりゅうえんげつとう)の略称。 ③日本における中国の刀を表す総称。反った刀身と先端ほど幅が広くなる刃を持つ刀を一般的に指す。 殺人刀 せつにんとう

禅宗において「殺人(せつにん)」は「捨てる」を意味し、「殺人刀」とは自分の中にある迷いや欲望、執着を捨て切ることを刀に例えた言葉。逆に相手を受け入れ、人を活かすために使われることを「活人剣」と言う。

先剣菱 せんけんびし

花柄のひし形を複数組み合わせた繁文(しげもん)のこと。繁文とは、狭い間隔を空けて一定の文様を繰り返したもののこと。先間菱(さきあいびし)、幸菱(さいわいびし)とも呼ばれる。家紋に用いられることも多く、武田氏が代表的。

た行 た 太刀打 たちうち

①太刀同士で打ち合い、戦うこと。 ②相手と張り合って競争すること。一般的には否定の意味で用いられることが多く、「太刀打ちができない」といった形で使われる。 ③槍において口輪から手溜までの部分のこと。麻ひもを巻き、敵の槍や太刀を払ったり、容易に柄が斬り落とされないようにしている。 太刀音 たちおと

太刀が発する音のこと。物を切ったり、太刀と太刀がぶつかったりする際にでる音。

太刀踊 たちおどり

高知県や愛媛県で行われる、太刀を振りながら踊る民族舞踊。地域によっては花取踊とも呼ばれ、2人1組でお囃子や歌に合わせて踊る。もともとは戦勝祝いや悪霊退散などを祈願するものとして始まり、それがのちに伝統芸能化したと考えられている。

太刀懸 たちかけ

①太刀をかけておくこと。また、太刀をかけておくための台のこと。 ②太刀懸の草摺(たちかけのくさずり)の略称。草摺とは、甲冑に附属する大腿部を守るための部位のこと。そのなかでも弓矢を構えるときに敵に向かう部分として、入念に作成される草摺を太刀懸の草摺と呼ぶ。 太刀影 たちかげ

①太刀が発する光のこと。 ②「太刀のおかげ」「武功のおかげ」を意味する語。 太刀風 たちかぜ

①太刀を振った勢いで風が起こること。また、その風のこと。刃風と同義。 ②太刀で激しく戦う様子のこと。 太刀先 たちさき

①太刀の先端部のこと。鋒/切先と同義。 ②太刀を持って切りかかる際の勢いのこと。 ③口論などにおいて相手に対して発する鋭い言葉のこと。 太刀筋 たちすじ

①太刀を使う手筋や使い方の素質のこと。太刀の使い方のセンスとも言い換えられる。 ②太刀を打ち込んだり、太刀が通ったりする道筋や方向のこと。 太刀奪 たちばいたちうばい

狂言の演目のひとつ。主人と召使いが通行人の太刀を奪おうと企てるが、逆に主人の小刀を通行人に取られてしまい、結局は計画が失敗してしまうという物語。「泥棒を見て縄を綯う」(どろぼうをみてなわをなう)と言うことわざが舞台化したもの。

太刀袋 たちぶくろ

太刀を収納しておくための袋のこと。現代では神社の太刀を収めるために用いられることが多く、片口袋と両口袋などの種類がある。

太刀銘 たちめい

太刀に刻まれる銘のこと。銘とは刀剣に彫られる作刀者の名のこと。通常、腰の左側に刀を携えるとき、その外側の茎(なかご)に刻まれる。701年(大宝元年)に定められた「大宝律令」では、日本刀に銘を刻むことが義務付けられた。

太刀持 たちもち

①武士の近くに仕える刀持ちの役目のこと。 ②相撲の横綱土俵入りにおける、横綱の後ろで太刀を持って出てくる力士。一般的に、横綱と同部屋の横綱に次いで番付の高い幕内力士が行う。 ③物事における補助的な立場の役割を担う者のこと。 擬太刀 たちもどき

タチウオ科の海水魚で、タチウオに見た目が似ていることが名の由来。タチウオと違い、尾ひれを持つ。深海性の生物で、一般的には200~1,000mほどの水深に生息している。身が少ないため、食用にはあまり向かない。

短剣術 たんけんじゅつ

銃剣に着剣していない状態で短剣を戦闘に用いる術のこと。第一次世界大戦の塹壕戦においてナイフが重宝した経験から、短剣術の研究が進められ1921年(大正10年)に成立した。その後、1956年(昭和31年)に全日本銃剣道連盟が発足し、短剣道と言う武道へと発展していった。

短剣道 たんけんどう

短剣術を起源とする武道の一種。昭和期にスポーツとして競技化し、剣道のような防具を装着した状態で短い竹刀で打突し合う。短剣道用竹刀の長さは全長530mm。なお、試合規則は剣道に近似しているが、統括団体は全日本銃剣道連盟である。

ち 中国刀 ちゅうごくとう

中国の刀の総称。寸法や形状などによってその種類は多岐にわたる。最もよく見られる中国刀のひとつが「柳葉刀」(りゅうようとう)。湾曲した片刃を持ち、日本刀と比較して刃の幅が広いのが特徴。その他にも、環首刀、斬馬刀、朴刀などがある。

彫刻刀 ちょうこくとう

主に木材などを彫るための刃物の総称。用途によって様々な種類があり、丸刀、三角刀、平刀などが代表的。丸刀は刃の先端部がUの字状になっており、幅の広い丸みを帯びた線を描くことができる。さらに、曲線の深さによって極浅丸や深丸などの種類に細分化される。

つ 付焼刃 つけやきば

切れ味の悪い刀に対して鋼の焼き刃を足した物。そういった刀は、見た目は立派な刀に見えるが、実際にはもろく切れ味が悪い。それが転じて、その場しのぎで知識や技術を一時的に身に付けることを意味する。

剣神社 つるぎじんじゃ

福井県丹生郡越前町にある神社。織田信長が氏神と崇めたことから、「織田明神さん」の愛称で親しまれている。素盞嗚大神(すさのおのおおかみ)、気比大神(けひのおおかみ)、忍熊王(おしくまのみこ)が祭神として祀られており、境内の梵鐘は国宝に指定されている。

剣太刀 つるぎたち

①鋭利な剣、剣の太刀のこと。 ②「身に添ふ」「磨ぐ」にかかる枕言葉。 ③「名」「汝」にかかる枕言葉。 と 刀圭家 とうけいか

医者のこと。もともとは刀圭によって病を治す人のことを指す。刀圭とは薬を量るためのさじのこと。それが転じて医者を表す語となった。

な行 な 長柄刀 ながえがたな

柄(つか)を長くこしらえた刀のこと。

長太刀 ながだち

①古代において儀式などに用いられる細く、長い太刀のこと。 ②大太刀の別称。大太刀とは、刀身の長い太刀のことで、一般的には3尺(約90㎝)以上の物を指す。南北朝時代から用いられるようになり、馬上での戦いを想定して発展したと考えられている。 薙刀術 なぎなたじゅつ

柄の長い武器、薙刀(長刀)を用いた武術。薙刀は奈良時代から平安時代において登場し、もともとは寺院を護衛するための武器として利用されていた。鎌倉時代以降は戦場においての武器へと変遷し、江戸時代には武道へと形を変えていった。

奈良刀 ならがたな

中世、大和国(現在の奈良県)によって作られた刀の総称。江戸時代になると肥前国(現在の佐賀県と長崎県)から質の悪い刀を仕入れ、大和国で外装されるようになった。大量生産の粗悪品が多く出回り、奈良刀は鈍刀の代名詞とも言われる。

に 二刀流 にとうりゅう

①両手にそれぞれ1本ずつ、計2本の刀を持つ剣術の流派。二天一流の開祖「宮本武蔵」が有名。 ②お酒と甘い物が両方好きな人のこと。 ③2つの異なる物事を同時にこなすこと。また、その人を指すこともある。 日本刀 にほんとう

日本伝統の鍛冶製法で作刀された刀剣の総称。その長さにより、太刀や脇差、短刀などに分類される。武器としてだけでなく、権威の象徴や信仰の対象など日本古来の文化とも強く結び付いている。現代では、美術工芸品や貴重な文化財としても扱われる。

の 野太刀 のだち

①公家が使う戦闘用の太刀の総称。 ②実戦刀で、長大な刀身を持つ太刀のこと。背負い太刀とも呼ばれ、武士が肩に背負うように持つ。家来に持たせる場合もあり、長刀のように馬上で振り回すように使われていた。 は行 は 廃刀令 はいとうれい

1876年(明治9年)に発せられた法令。これにより軍人や警察官の制服着用時を除き、帯刀することが禁じられた。従来の身分制度を刷新することが目的とされ、これに士族達は反発した。同年、新政府の政策に不満を抱いた者達が神風連の乱を起こした。

抜刀術 ばっとうじゅつ

居合術の別称。日本刀を鞘に収めた状態から、刀を抜く一連の動作で相手に攻撃を与え、刀に付いた血を落とし、納刀する技術。座姿勢と立姿勢の居合があり、様々な流派に分かれる。「林崎甚助重信」が開祖の林崎神明夢想流が起源とされる。

抜刀隊 ばっとうたい

①刀剣を持って相手に立ち向かう部隊のこと。切り込み隊と同義。西南戦争の田原坂の戦いにおいて、警視隊が組織した「白兵戦部隊」が代表的。 ②日本の軍歌。西南戦争で組織された抜刀隊の活躍を歌ったもので、1882年(明治15年)に発表された。 抜刀道 ばっとうどう

日本刀で物を切り付ける武道。立姿勢で畳表を斬る「袈裟斬り」が基本動作。抜刀術や居合道と混同されることが多いが、古武道ではなく現代武道に位置付けられる。1977年(昭和52年)発足の全日本抜刀道連盟が統括団体。

母刀自 ははとじ

母の敬称。刀自は女性を敬って言う語で、主婦を指す場合もある。

刃物屋 はものや

包丁やハサミなど、刃物の製造・販売を生業とするお店や人のこと。古くは刃物を作る人と売る人は同じであることが多く、職商人と言うスタイルが一般的であった。それが戦後になると大量消費大量生産の時代となり、需要増加のために製造と販売が分業していった。

半月刀 はんげつとう

半月の形をした中国の刀。偃月刀(えんげつとう)とも呼ばれる。三国志に登場する武将「関羽」が使う「青龍偃月刀」が代表的。長い柄に湾曲した刃を持つ。

ひ 眉尖刀 びせんとう

長刀(薙刀)の別称。長刀は奈良時代から平安時代において登場し、もともとは寺院を護衛するための武器として利用されていた。鎌倉時代以降は戦場においての武器へと変遷し、江戸時代には武道へと形を変えていった。大長刀、両刃長刀、鉈長刀など様々な種類がある。

一太刀 ひとたち

太刀で一度切り付けること。また、最初の一刀のこと。最初の太刀での攻撃で、一気に決着を付けることを指す場合もある。

ふ 武太刀 ぶたち

戦いで使われる太刀のこと。太刀とは長大な刀剣の総称で、刃長が60㎝を超える物を指すのが一般的。鞘に太刀緒を付けて腰から下げるようにして佩用する。刃は湾曲しており、これに対して長大な上古の直刀を「大刀」と書く。

ほ 防刃衣 ぼうじんい

刃物による攻撃を防ぐための防具。防刃ベスト、防刃チョッキ、防刃着などとも呼ばれる。素材はケブラー繊維、金属板、ポリカーボネートなどが用いられ、警察官や警備員などがよく着用する。なお、防弾機能をかね備える物も多い。

防刃着防刃服 ぼうじんぎぼうじんふく

刃物による攻撃を防ぐための防具。刃物への防護能力は高いが、銃弾を防ぐことはできない。海外に比べ、日本は犯罪の際に銃器より刃物が凶器に使用されることが多く、主に日本の警察官や警備員などが着用している。

包丁刀 ほうちょうがたな

包丁の略称。奈良時代から平安時代初期頃、日本では調理用の物を含めた刃物全般が刀と呼ばれていた。平安末期になると料理人が「庖丁人」「庖丁師」などと呼ばれるようになり、調理人が用いる刀を特別に「包丁刀」と呼ぶようになった。

細太刀 ほそだち

①柄や鞘を細く作られた太刀のこと。 ②飾り太刀を簡易的な物にした細い太刀のこと。飾り太刀とは異なり、宝玉が付けられず、鍔などの装飾金具も小さく作られるのが特徴。飾り太刀を佩刀できない下位の公家が主に使用していた。 ま行 ま 枕太刀 まくらたち

①就寝時、身を守るために枕もとに置いておく刀剣のこと。枕刀と同義。 ②遺体に悪い霊が取りつかないよう、枕もとや布団の上に置いておく守り刀のこと。 馬刀貝 まてがい

二枚貝綱マテガイ科に属する貝の一種。蟶貝、鮲貝と表記される場合もある。長さ10㎝ほどの細長い殻を持ち、生息地は日本や台湾、朝鮮半島など。マテガイの名は、その姿が腰刀の馬手差(めてざし)に似ていることが由来。

み 御刀代 みとしろ

神に奉納する稲を作るための田んぼのこと。神田(しんでん)と同義。なお、御処(みと)とは、神有地のことを指す語。

御佩刀 みはかし

①身分の高い人が帯びている太刀のこと。佩刀を敬って言う語で、はかしに接頭語の「み」が付いている。 ②皇子が誕生した際、帝より与えられる刀のこと。 む 無刀流 むとうりゅう

剣術流派のひとつで、正式名称は「一刀正伝無刀流」。1880年(明治13年)、山岡鉄舟によって創始され、「心外無刀」(心の他に刀無しの意)を極意とする。精神を鍛える修練を重視し、厳しい稽古をやり抜いたのちの無心に至る修行法が特徴。

叢雲剣 むらくものつるぎ

「天叢雲剣」(あまのむらくものつるぎ)のこと。「草薙剣」(くさなぎのつるぎ)とも呼ばれる。日本神話において、スサノオノミコトが八岐大蛇を退治した際、大蛇のしっぽから出てきたとされる剣。三種の神器のひとつに数えられており、熱田神宮に祀られている。

も 諸刃造 もろはづくり

刀剣において鎬を境に両側に刃が付いた物を諸刃(両刃)と言う。そのなかでも左右の刃が均等でない物を特に指す語。一方、左右対称の諸刃を一般に「剣」と言う。諸刃造は室町時代に主に作られ、短刀に多く見られる。

や行 や 靖国刀 やすくにとう

靖国神社で作刀された日本刀のこと。1933年(昭和8年)、境内に日本刀の鍛錬所が設けられ、「宮本包則」(みやもとかねのり)や「日置兼次」(へきかねつぐ)などによって日本刀保護の取り組みが行われた。靖国神社が九段と言う地名にあることから、「九段刀」とも呼ばれる。

よ 葉剣英 ようけんえい

中国の政治家、軍人。1926年(昭和元年)、中国共産党に入党。中央軍事委員会副主席や国防省などを務め、1977年(昭和52年)に党第一副主席に就任。軍事面、政治面における最高指導者のひとりとして要職を歴任した人物である。1986年(昭和61年)死去。

ら行 り 両刀遣 りょうとうづかい

①両手に1本ずつ刀を持って戦う剣術流派。また、その刺客を指す場合もある。二刀流と同義で、両刀使と表記されることもある。 ②2つの異なる事柄をかね備えたり、巧みに使い分けたりすること。 ③お酒と甘い物を両方好むこと。 刀剣ことわざ集 刀剣・日本刀にまつわることわざをイラスト付きでご紹介しています。 刀剣漢字辞典 刀剣にまつわる漢字や「刀」や「刃」を含んだ漢字についてご紹介いたします。 刀剣二字熟語集 刀剣・日本刀にまつわる二字熟語を一覧でご紹介します。 刀剣四字熟語集 刀剣・日本刀にまつわる四字熟語をイラスト付きでご紹介します。


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