Ｊ３で１１位のＦＣ岐阜は第７節の１６日午後２時から、長良川競技場で１５位のＦＣ大阪と対戦する。前節に今季初の複数失点を喫して敗れた岐阜は、ホームで巻き返しを狙う。前節途中出場して好パフォーマンスを披露した松本歩は「引き分けや負けはだめ。絶対に勝つことを求められている」と強く言い切った。

　８日の愛媛戦では、警戒していたはずのクロスから先制を許し、後半開始早々にもＤＦラインの乱れから失点。上野監督は「（うまくいかなかった前半を）後半も引きずってしまった。もったいなかった」と悔やんだ。今季先制した試合ではいずれも勝ち点を獲得しているが、先制されると２戦２敗。勝利に向け、逆境でも冷静にプレーできるかが重要になりそうだ。

　次戦の対戦相手のＦＣ大阪は開幕当初こそ苦しんだものの、前節は勝って調子を上げてきている。指揮官は「ボールを握って前進していくことや、フィニッシュまでつなげることを大事にしたい」と展望を語った。

　現在の岐阜は勝ちと引き分け、負けの数が並んでいる。上位に食らいつくには理想とする攻撃的なサッカーの実現と、勝ち星を先行させることが欠かせない。松本歩は「（前節は）連勝したかったけどできなかった。どう立て直すかは今週に懸かっている」と必勝を期した。