記者発表に出席した(右から)翁章梁嘉義県長、陳其邁高雄市長、謝長廷駐日代表、周春米屏東県長(左端)ら (台北、東京中央社)アジア最大級の食品・飲料展示会「フーデックスジャパン2023」開幕前日の6日、東京都内のホテルで台湾パビリオン出展の記者発表が開かれた。
台湾パビリオンには136の業者や団体が参加。海外パビリオンでは2番目に規模が大きく、台湾貿易センター(中華民国対外貿易発展協会、TAITRA)は新型コロナウイルス前の規模に回復したとしている。
また、フーデックス開催に合わせ、9県市の首長が業者らを率いて訪日。それぞれの特産品や食品をPRする。
記者会見では、翁章梁(おうしょうりょう)嘉義県長が大きなカラスミを手に、嘉義で3年かけて育てたものだと紹介。周春米(しゅうしゅんまい)屏東県長は県産の高級魚のハタやしょうゆをアピールした。
謝長廷(しゃちょうてい)駐日代表(大使に相当)は、多くの県市の首長らが訪日しており、台湾産の食品を売り込もうという勢いを感じると語り、フーデックスを通じて台日間の友情がより深まることに期待を寄せた。
TAITRAの王熙蒙(おうきもう)秘書長は、台湾の業者は非常にフーデックスを重視しており、各自治体も積極的に参加しているとした上で、日本市場開拓への強い意欲の表れだと述べた。
▽フードアンバサダーにお笑いコンビ「ダイアン」就任
記者発表と同時に「台湾フードアンバサダー就任式」も開催され、お笑いコンビ、ダイアンの津田篤宏とユースケが出席した。
コンビ名を1日限定で「タイワン」に改名し、ハタを試食した2人。津田は中国語でおいしいを意味する「好吃(ハオツー)」とコメントした一方、ユースケは歯応えのある食感を表す「QQ」と感想を語った。
フーデックスは東京ビッグサイトで7日から10日まで。
(劉千綾、楊明珠/編集:楊千慧)
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