腹水|肝機能低下によってお腹に体液がたまる理由・原因とは?|肝機能障害の症状 |
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> HOME > 健康・美容チェック > 肝臓 > 肝機能障害 > 腹水|肝機能低下によっておなかに体液がたまる理由とは? なぜ肝機能が低下すると「腹水(ふくすい)」という症状が現れるのでしょうか。 まずは「腹水」とは何かについて説明します。
【目次】 腹水とは 腹水がたまる原因 ■腹水とはby Tom Graham(画像:Creative Commons) 腹水とは、わかりやすく言えば、おなかに体液がたまることを言います。 もう少し正確にいえば、臓器と臓器の隙間にある「腹腔(ふくくう)」に血管やリンパから染み出したタンパク質や電解質といった栄養分を含んだ体液が通常よりもたまった状態です。 健康な人にも、一定量の腹水は溜まっていて、潤滑油のような役割をしているのですが、それが何らかの原因によって、たまる量が増えてしまうのです。 何が原因なのでしょうか。 ■腹水がたまる原因 ●アルブミンの低下 腹水|なぜ肝臓が悪くなるとおなかに体液がたまるのか|肝臓の病気の症状によれば、肝臓で作られる血液中の「アルブミン」というたんぱく質には、血液中の水分を一定に保つ役割があるのですが、肝機能が低下すると、アルブミンの量が減ることで、浸透圧が下がり、血管から水分が出ていってしまい、腹水やむくみが起こります。 → 肝機能障害の症状・原因・食事・肝機能の数値 について詳しくはこちら ●門脈の流れが悪くなる門脈圧亢進症|日本小児外科学会 門脈は,腸管からの静脈(上腸間膜静脈と下腸間膜静脈)と脾臓からの静脈が肝臓に流れ込む大きな静脈の通り道です (図).肝臓に運ばれる血流の3割が肝動脈から,7割が門脈を経由して運ばれます.この多くの血流を肝臓に運ぶ門脈の流れが悪くなると門脈の圧が高くなり ます.門脈圧が高くなると血液が脾臓にたまって脾臓が大きくなったり(脾腫),食道を経由して心臓に流れる血流が増えて食道の静脈が拡張したり(食道静脈 瘤),静脈から血液中の血球以外の成分(獎液)が漏れ出てお腹にたまる(腹水)が発生します. 「門脈(もんみゃく)」の流れが悪くなる原因にはいくつかありますが、肝臓の病気に関していえば、肝硬変になると、肝臓が硬くなることによって、門脈の血流を受け入れられなくなり、静脈から血液中の血球以外の成分(獎液)が漏れ出て、腹水がたまってしまいます。 ■まとめ腹水がたまると、腹部膨満感や体重の増加などが起こります。 腹水の症状だけでなく、その他の症状が当てはまったり、血液検査で肝機能の数値に異常があるなど気になることがあった場合には、専門医に診てもらうことをお勧めいたします。 → 肝機能障害の症状・原因・食事・肝機能の数値 について詳しくはこちら
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