ブルネイはどんな国?お金持ちの国の驚きの実態 |
您所在的位置:网站首页 › ブルネイ是什么国家 › ブルネイはどんな国?お金持ちの国の驚きの実態 |
東南アジアにあるブルネイは、「東南アジアで最も美しく、まだ知られていない王国」といわれています。 ブルネイといえば、2019年の天皇陛下即位礼正殿の儀に出席された「マティーン王子がイケメン」だと話題になりました。そこで初めてブルネイという国を知った人もいたかもしれません。 ほとんどの人にとってブルネイは「石油が採れるお金持ちの国」というイメージでしょうか。 実はブルネイは、他の東南アジアの国々とはまるで違うとてもユニークな国です。 この記事では、多くの人にとってはイメージしにくいブルネイという国をディープに解説していきます。 ![]() ブルネイ基本データブルネイのロイヤルファミリーについて知りたいブルネイの驚きポイント1. 実は石油の枯渇が近い2. 50年ずっと非常事態3. シャリーア刑法に注意まとめ ブルネイ基本データ ブルネイの正式名称は、ブルネイ・ダルサラーム(Brunei Darussalam)。 「永遠に平和な国」という意味があります。 ブルネイは、三重県ほどの面積に約40万人(品川区の人口程度)の人が暮らしている小さな国です。 東南アジアのボルネオ島の北部にあり、マレーシアのサバ州とサラワク州に囲まれています。 ![]() ブルネイは自然と天然資源に恵まれ、石油や天然ガスを世界に輸出しています。 東南アジアではシンガポールに次いで高い経済水準を維持しています。また、充実した社会福祉が整い、ブルネイ国民は医療費や教育費は無料、個人所得税も免除されています。 国民の約7割は公務員です。そして一家に車を平均2台所有しています。 日本にとっても、液化天然ガス(LNG)総輸入量の約5%を占める重要な天然資源供給国です。 ブルネイのロイヤルファミリーについて知りたい日本で話題になったブルネイのマティーン王子も属する、ブルネイのロイヤルファミリーのエピソードをご紹介します。 現在のブルネイ元首であるハサナル・ボルキア国王は、フォーブス誌の発表した国家元首の個人資産ランキングでは、2011年は世界トップ、2016年も2位にランキングされたほど、世界有数の大富豪です。 自身の48歳の誕生日記念には、なんと遊園地(ジュルドンパーク)を建設し国民にプレゼントし、6年間無料で開放しました。 また毎年イスラム教の断食明けには、ブルネイ王宮は3日間オープンハウスとなり、誰でも無料で王宮に入り、食事を楽しんだり王族に謁見することができる太っ腹なイベントが開催されています。 ブルネイのロイヤルファミリーが国民から広く愛されているのは、手厚い福祉サービスや高所得をブルネイ国民が享受していることに加え、国王自らが国民の声を直接聞く機会を普段から多く作っていることなどが理由のようです。 ブルネイの驚きポイント![]() ブルネイは他の東南アジアとは異なるユニークな面がたくさんあります。 そんなブルネイの驚きポイントをご紹介します。 1. 実は石油の枯渇が近いブルネイがリッチなのは、紛れもなく石油・天然ガスによる恩恵です。良質な石油が採れるブルネイは、石油・天然ガスがGDPの65%、輸出の90%を占めています。 しかし実は、2025年頃には石油・天然ガスは枯渇するだろうと言われています。 石油マネーで得た莫大な運用益もあるため、2025年以降すぐにブルネイが経済的に苦境に陥ることはないと思いますが、石油・天然ガスに代わる新たな産業(観光業、ハラル産業、ICT、農業など)の模索が現在進められています。 ブルネイでは製造業や農業は十分育っておらず、労働力の多くを外国人に頼ってきました。 まもなく石油・天然ガスが枯渇を迎え、産業構造が大幅に変化していくであろうことから、「石油が採れるお金持ちの国」というブルネイのイメージも今後変化していくでしょう。 2. 50年ずっと非常事態なんと、ブルネイは1962年から現在まで50年以上も一貫して「非常事態宣言」が継続しています。 1962年に「アザハリの反乱」という政治事件が起き、その時に発令された非常事態宣言が、現在までなぜか解除されずに続いているのです。 そのため、立法や予算などの重要事項は国王と所轄官庁だけで決められ、さらに国民の自由な政治活動は制限されているため、体制批判や改革要求などは自由にできません。 しかしながら、豊かさを享受している国民からの不満はさほど多くはないようです。 3. シャリーア刑法に注意もしブルネイを訪れることがあれば、注意すべきなのがシャリーア刑法です。 シャリーアというのは、コーランや預言者ムハンマドの言行をもとに作られたイスラム教の法律で、生活のあらゆる点において従うべき規範が具体的に示されているものです。 ブルネイは、2014年に東南アジアで初めて国としてシャリーア刑法を導入し、2019年からは本格施行されました。 シャリーア刑法には外国人や非イスラム教徒であっても適用されるものもあるため、ブルネイ在住外国人や旅行者も注意が必要です。 処罰の対象となる行為は、人前での飲酒・喫煙、不倫、同性愛、イスラム教の冒涜などがあります。有罪が立証されてしまった場合、非常に重い刑罰を科せられる可能性もあります。 節度ある行動をとっていれば問題はないので過度に心配する必要はありませんが、ブルネイに行かれる場合には、念のため事前にご確認ください。 まとめブルネイは良質な石油・天然ガスが産出されることから、ほかの東南アジア諸国とは構造が大きく異なるユニークな国です。 今は非常に豊かですが、今後石油が枯渇すると予想されており、国の様子が大きく変わる可能性があり、今後要注目です。 本記事がアジア理解の一助になれば幸いです。 最後までお読みいただきありがとうございました。 ![]() ![]()
参考文献 清水一史ほか『東南アジア現在政治入門』ミネルヴァ書房、2018年 『世界の小さな国』 日本コロムビアミュージックエンタテインメント、2007年![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
今日新闻 |
推荐新闻 |
CopyRight 2018-2019 办公设备维修网 版权所有 豫ICP备15022753号-3 |