【黄金の血】誰にでも輸血できる稀血:”Rh null型” 金よりも高価な血のお話

您所在的位置:网站首页 rhnull血型的坏处 【黄金の血】誰にでも輸血できる稀血:”Rh null型” 金よりも高価な血のお話

【黄金の血】誰にでも輸血できる稀血:”Rh null型” 金よりも高価な血のお話

2024-07-13 12:28| 来源: 网络整理| 查看: 265

40年前、当時10歳の子どもであったトマス君がジュネーブの大学病院に運ばれてきました。トマス君は感染症にかかっており、彼の血液を調べてみると血液型を判別するための抗原が存在しなかったそうです。

当時のジュネーブ大学病院のマリ・ホセ博士はこれが全く信じられず、アムステルダムとパリにある研究所にもトマス君の血液の解析を依頼したそうで、その結果トマス君の血液型は全ての抗原を持たない「Rh null」であったことが判明します。

2010年の段階でトマス君と同じ「Rh null」を持つ人は、世界中で43人確認されています。

血液型は家系の中で継承されていきますが、「Rh null」も次世代に受け継がれていく血液型、といわれています。なので、研究者達はトマス君の親戚の血液型も調査したそうですが、その結果判明したのは、トマス君の「Rh null」型は完全なる突然変異により出現したものであり、通常ならあり得ないような確率で生まれたものということでした。

あらゆる血液型の患者に対して輸血可能な「Rh null」の血液を、パリの国立免疫血液学研究所のティエリ・ペイラード所長は「黄金の血です」と言います。現在世界中で確認されている「Rh null」を持つ人は40人を超えますが、その中で輸血に応じてくれる人物は、トマス君を含むブラジル・日本・中国・アメリカ・アイルランドに住む6人だけだそうです。

そんな世界的に貴重な「黄金の血」が保管されているというのが、イギリスのInternational Blood Group Reference Laboratory(IBGRL)という研究所。研究所内の写真を撮影した写真家のグレッグ・ホワイト氏は「これほど多くの血液が動き回るのを見るのは初めてで、少し不気味だった」と感想を述べています。

IBGRLに入る際は、まず灰色の部屋の中で青い手術衣と専用の靴とヘアネットを着用し、無塵室や無菌室を通って、イングランド中から集められてきた血液が保管されている部屋に入ります。また、IBGRLでは人口の0.01%未満しか持たない「黄金の血」が他の血液型のものと混ざらないように、完全に別個で処理・保管されているそうです。



【本文地址】


今日新闻


推荐新闻


CopyRight 2018-2019 办公设备维修网 版权所有 豫ICP备15022753号-3