「ENTP（討論者）の性格について知りたい！」「ENTPの長所や相性がいいタイプはどれ？」と気になっている方はいませんか？

今回は、自由過ぎるアイデアマン・ENTP（討論者）の性格について詳しく解説します。

この記事を読めば、ENTP（討論者）の性格や、他のMBTIとの相性、向いている仕事などがまるっと一通り分かります。

個人的な見解を踏まえながら細かく解説しているので、ぜひ目次を使って好きな項目から読んでみてくださいね。

ENTP（討論者）は下記の4つの機能を持ち、楽観的でディベートが大好きな性格です。

外界に対するセンサーが常に作動しており、至るところでアイデアの種を発見することができます。そして点と点を繋ぐように異なるもの同士を繋げ合わせることで、斬新な手段やモノを発明するのです。

常人には理解できない思考を持つことから、変人やサイコパスといった称号を与えられることもあるでしょう。

しがし、意外にもENTPの脳内はおおよそ小学生ぐらいの純粋な好奇心でできています。意地っ張りで天邪鬼な態度を取ることが多いですが、本当は人を楽しませることが好きで、案外優しく素直な心を持つ性格なのです。

そして自身の過ちに気づいたときには素直に認め、改善する努力ができるタイプでもあります。

ENTP（討論者）の性格の特徴として、まず議論することが大好きという点があげられます。ブレーンストーミングを通して斬新なアイデアを創造する能力において、右に出るMBTIはないでしょう。

また、自己肯定感が異常に高く、ハイになると重度のナルシストに変貌するという特徴も持ちます。

ここからはそんなENTPの性格における特徴を具体的に紹介していきます。

一般人とは全く異なる思考回路を持っています。そして様々な考え方をする人たちと議論をすることで、多角的に理解を深めたり、自身をアップデートするのです。

ただし、上下関係や場の空気を無視してまで議論をしたがるのが厄介なところ…客観的な視点を上手く利用し、自身の成熟度を高めることが大切です。

頭の回転が非常に早いため、喋るスピードも速くなる傾向があります。次から次へと話題を変え、長時間話していても相手を飽きさせることがないでしょう。

エネルギッシュに人を楽しませるトーク力は大きな武器であると言えます。

何に対しても好奇心が旺盛です。全MBTIの中で最も新しいもの好きと言われているように、面白そうなものや新しいサービスを見つけるとすぐに飛びつきます。

また、「少しでも気になることがあれば、必ずスマホで調べる癖がある」という方も多いのでは？

こういった性格が、知的かつ斬新なアイデアの原動力になっているのかもしれませんね。

自由を心から愛する性格です。柔軟な発想力を利用し、息つく暇もなく型破りなアイデアを閃いては周りを驚かせることでしょう。

IQの高さや直観の鋭さを活かし、企画・営業・ベンチャー企業家として数々の功績を収めている有能なタイプでもあります。

自己肯定感が非常に高く、生粋のナルシストです。もはや中二病としか言えないようなレベルで自分のことを愛しています。

一方で、落ち込んでいる時は打って変わって自暴自棄になります。家から一歩も出なくなり、ネガティブな気分にどっぷりと浸かり込んでしまうようです。

とはいえポジティブで切り替えが早いため、ものの数日で完全復活を遂げることでしょう。

ENTPの大好物は、何といっても議論と悪ふざけです。「確かに、子供のころからイタズラ好きだった…」という方も少なくないはず。

面白そうな人やノリがいいESFPなどを煽って、バカなことをやらせるのが楽しくて仕方ないのです。（そして理不尽にもESFPが先生に怒られるのを見て、ENTPが大ウケしている構図が出来上がります。）

諸悪の根源とも思えるような性格ですが、前述のとおり小学生ぐらいの発想でふざけているため、悪気は一切ないということがほとんどです。

何事に対しても自分の意見を持っています。集団に流されることがない点では長所と言えますが、その一方で社会不適合者というデメリットがあります。

意見を言わずにルーティンワークをこなすだけの仕事は最も不向きであり、精神的にも激しく消耗してしまいます。

ENTP（討論者）の長所としては、まずトーク力が高いところがあげられます。それからずば抜けた発想力も長所のひとつです。

ここではENTPの良いところを3つ紹介します。

自信に満ちたカリスマ性を有する、高いトーク力も長所のひとつです。

「一を知って十を知る」という言葉がありますが、ENTPは「一を聞いて百を話す」という才能を持ちます。会話の中で自然とブレーンストーミングができるため、次から次へと話を膨らませることができるのです。

他のMBTIと比較しても、ずば抜けた発想力を有しています。普通の人なら絶対に思いつかないようなアイデアで、世界を変えている天才的な発明家なのです。

先見性があり直観に長けていることから、ポテンシャルが高く、IT企業のトップや企画などで活躍する人が多くいます。

柔軟で自由な性格のため、臨機応変な対応にも長けています。予想外のトラブルに対しても、頭をフル回転させながら要領よく対応することが可能です。

危機的な状況であっても、持ち前のユニークなアイデアで切り抜けることができるでしょう。

今度はENTP（討論者）の短所についても確認していきましょう。ENTPの苦手な分野をざっくり言うと「一つのことに集中できない」「計画性が全くない」という点です。

つい新しいものに目移りしがちな、ENTPらしい短所を3つまとめました。

頭の回転が速すぎるあまり、一つのことに集中することができません。よほど熱中できることを見つけた場合を省いて、大抵は３日坊主になってしまいます。

耳の痛い話ではありますが、親から「お前はいつも尻切れトンボだ」と叱られたことがある人も少なくはないでしょう。

ENTPの辞書には”計画”という文字がありません。「めっちゃ頑張ったら1日で2～3記事ぐらい書けるはず！」「今日はちょっと多めに進んだから明日はサボろう～」と、気分でムラを作りがちです。

夏休みの宿題をギリギリまで放置し、最後の一日で仕上げられるほどの集中力があるはずもなく、もれなく爆死するタイプでしょう。

ENTPにとって、最も精神的にくるであろう批判の中に「口だけの人」という評価があります。

想像力が豊かで、思いついたアイデアを共有すること自体は悪いことではありません。ただ、相手が本気で行き詰っている場面で「こうすればいいじゃん！」と言ってしまうと、余計にイラつかせてしまうことになるでしょう。

ENTP（討論者）なら共感できるENTPあるあるを紹介します。

人と違った視点を持ち、突発的な行動を起こしやすいことから「頭がおかしい」と思われがちです。全ての物事に対して自分の頭で考えるため、当たり前のことに気付けず（灯台下暗し）、非常識と言われることも多々あるでしょう。

しかし、平凡でないということは、ある意味天才であるとも取れます。

まずは自分の考え方や直観に自信を持ち、周りの意見からも多くを学び取ることが大切です。

めちゃくちゃ気分屋なので、周りからは”テンションが読めないサイコパス”と認定されがちです。

自分のことをサイコパスだと思っている人もいるようですが、MBTIだけで判断できるものではありません。また、割と人間らしい一面を多く持ち、傷ついたり悲しんだり楽しんだりと感情も豊かです。

結論、ENTPだからと言ってサイコパス判定することは、実に短絡的で浅はかな考えであると言えます。

他人に甘く、自分にはその100倍甘い性格をしています。自分のことが大好きだからこそ、他人に対しても余裕を持って接することができる（もしくは他人にそこまで興味がない）のです。

何にでも噛みついてしまう狂犬っぷりが高じて、トラブルメーカーになっているケースが多々あります。出会ってすぐはノリで仲良くなれるものの、正直10年以上仲良くできている友達はいないという方もいるのではないでしょうか。

典型的なアッパー系コミュ障と呼ばれることも少なくはありません。（実に耳が痛いですね…）

自分大好きでテンションが高い陽キャに思われがちですが、実は病みやすいタイプでもあります。環境要因でのストレスをため込みやすく、限界が来ると別人かと思うほど塞ぎ込みます。

上手くいっている期間は底抜けに明るい反面、上手くいかない期間はとことん暗くなります。そのため、メンタルヘルスの観点においては、躁鬱に悩まされている人が多いタイプとも言われています。

まさに情緒不安定を具現化したような性格です。

ENTP（討論者）はフレンドリーで印象的なキャラクターなので、初見の恋愛においてかなり有利なタイプだと言えます。特に刺激的な恋愛を求める人や、変人からモテやすいでしょう。

一方で、ENTPは熱しやすく冷めやすい傾向があるため、恋愛が長続きしにくいタイプでもあります。（※反対に意外と一途な人もいます。）

ここからはENTPの恋愛における傾向を解説します。

初見の勢いで注目を集めることが得意なため、合コンなどの場では非常にモテやすいでしょう。個性的でトークも上手いため、印象に残りやすい点でも有利です。

また、類は友を呼ぶのか、変人からモテる傾向もあります。（意外と意気投合できるので結果オーライ）

ENTPは極度の飽き性です。興味を持つと秒で熱中するものの、冷めるのも同じぐらい早いという特徴があります。

「片思いが3か月程度しか続かない」といという方も多いのでは？

その点、補完関係のMBTIとの恋愛なら飽きることがなく、長続きしやすいのでおすすめです。

自由を制限されることに強く抵抗感を抱くため、束縛が大嫌いです。どれだけ惚れた相手であっても、やりたいことを制限されたり、監視される環境には耐えられません。

むしろ「ダメ」と言われるほどやりたくなるのが性…浮気防止のための束縛は逆効果です。（もしも浮気されてしまったら、諦めて割り切るか別れるしかありません。）

恋人がいてもいなくても自分軸で行動します。気分屋な性格が相手を不安にさせてしまうことも多くあるようです。

恋人に安定感を求めたい人は、基本的にJ型（例えばENFJ、ISFJ、ISTJ）と付き合いましょう。

恋人と対等に話し合える関係を求める傾向があります。違った視点で議論できる相手となら常に新しい発見があるため、恋愛に限らず最高の関係となれるでしょう。

議論好きな人が良いならINTPやINTJ、全く新しい視点が欲しいならESFJやISFJ（INFJもあり）がおすすめです。

ENTP（討論者）と相性のいい性格は下記の4タイプです。

この4タイプとは、精神の深い部分に繋がりを持つことができます。そこで、恋愛や結婚などの人生のパートナーとして付き合う際に最も良い相性となります。

友達として付き合うなら、ENFP（運動家）や、INTJ（建築家）もおすすめです。

ENTP（討論者）と他の16タイプとの詳しい相性

相性の良さ：

白黒はっきりする２人衝突関係

ISFPは優しくピュアな心を持っています。偏見を持たず、自由に自分らしくいることが好きなタイプです。

また、美術センスが優れていて、心を温かくするようなアートも得意とします。

ENTPとは対になる性格なので、基本的には反発することも多いでしょう。お互いを尊敬し合うことができれば、苦手な部分を補い合い、とても良い関係を築くことができます。

ISFP（冒険家）の詳しい性格解説

相性の良さ：

双子みたいな２人鏡像関係

INTPは複雑な物事を細分化し、問題を解決する能力に長けるタイプです。また、極度のめんどくさがりのため、超インドア派でもあります。

外向と内向の差があるものの、お互いに議論好きで頭の回転が速く、会話のペースもよく合うでしょう。それぞれに良し悪しがあることから、切磋琢磨できる関係でもあります。

恋愛でも友達としても、深く分かり合える関係です。

INTP（論理学者）の詳しい性格解説

相性の良さ：

心地よく補い合う２人双対関係

ISFJはとてもお人好しで心配性な性格です。長期的な人づきあいや、空気を読むことを得意とします。

ENTPとは正反対の性格であり、長所と短所も真逆の関係です。そのため、お互いに多くを学び合うことができ、足りない部分を完璧に補い合えるでしょう。

初めのことは反発することが多いことから相性が最悪と言われることが多いものの、根気強く付き合うことができれば最も良い関係になることができます。

ISFJ（擁護者）の詳しい性格解説

相性の良さ：

何故か励まされる２人活性化関係

温厚で人当たりのいいESFJは、ムードメーカーとして人気があります。礼儀をとても大切にしていて、ルーティンワークが得意なタイプです。

人から頼られることも多く、人望の厚い性格であると言えます。自由奔放で個人主義なENTPとは性格が全く違うものの、一緒にいるとなぜか元気をもらえる関係です。

お互い人と接するのが好きなことから、恋愛や結婚でも上手くいきやすいでしょう。

ESFJ（領事官）の詳しい性格解説

相性の良さ：

ノリが似ている２人同族関係

心から自由を愛し、陽気でフレンドリーな人柄のENFP。一緒にいる人を癒したり、明るい気持ちにさせることが得意です。

実はちょっぴり根暗で変人な一面があり、ENTPとはノリが似ているため、友達になりやすいでしょう。

ただし、ENFPは気持ちを判断基準とするため、お互いに考え方を強要しないよう気を付ける必要があります。

ENFP（運動家）の詳しい性格解説

相性の良さ：

２人きりだと良い感じな２人消化関係

INTJは何事に対しても精密な計画を立てる慎重派です。分析力や思考力がトップクラスに高く、かなり博識があり、話していても飽きることがありません。

ENTPとは共感できることが多いため、本音で議論することができます。お互いの欠点が目につきやすいデメリットがあるものの、2人きりで接する中では非常に有意義な関係になれるでしょう。

INTJ（建築家）の詳しい性格解説

ENTP（討論者）の適職は、自由な発想力を活かせる仕事です。単純作業が苦手なことから、思い付きでアイデアを試したり、自分で意志決定することができる職場がベストと言えるでしょう。

また、ENTPは会話を通じてブレーンストーミングをするタイプなので、人と話す時間がしっかりと取れることも重要な条件になります。

想像力が豊かなので、デザインやIT系に適性が高い傾向があります。また、分析能力やトーク力を活かしてアクティブに活動できる仕事にも向いているでしょう。

また、多少給料が低くても斬新でやりがいのある仕事を選ぶことが、長期的に安定して稼ぐためのポイントになります。

下記がENTPに向いてる仕事の一例です。

とりあえず手に職を付けたい場合は、安定している会社の営業や企画などを選ぶのがおすすめです。もし資金と明確なビジョンがあるなら、ベンチャー企業として起業する方法もあります。

自己管理能力が著しく低く、単純作業やルーティンワークが非常に苦手です。規則の厳しい職場や、細かいスケジュール管理が必要な仕事には向いていません。

また、集団行動が必要な現場にも不向きと言えるでしょう。

下記がENTPに不向きな仕事の一例です。

基本的に同じ作業を毎日繰り返す仕事は向いていないと考えてください。

ENTPは適職を見つけてやっと真価を発揮するタイプです。今までの固定概念に捕らわれず、面白そうだと感じる仕事を見つけたら積極的に挑戦していくのが良いでしょう。

この記事では、ENTP（討論者）の基本的な性格、恋愛傾向、相性、あるある、適職をまとめて紹介しました。

ENTPの性格をざっくりまとめると…

「もっと深く知りたい！」と思ったら、気になる項目を選んで詳細をチェックしてみてくださいね。

ENTPは直観が鋭く、先見性に長けるMBTIタイプです。Appleの共同設立者であり天才的技術者のスティーブ・ウォズニアックや、同じくAppleの共同創業者スティーブ・ジョブズ（ENTJと言われることも多いですが、彼の本質はENTPでしょう）もENTPであると言われています。

ただ、ひとつ大きな問題があるとすれば、EQが低いために心の成熟度が足りていない人がほとんどです。

画期的なアイデアを具現化するためにも、自分自身の成長を止めてはいけません。人に心から深く共感し、長期的な人間関係を得意とするパートナーと出会うことで、新しいステージに上ることができるでしょう。