MSI製マザーボードのBIOS(UEFI)アップデート方法を全て紹介【FLASH BIOS BUTTON / M |
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164.1K BIOS(UEFI)をアップデートしよう! こんにちはchessinuです。 MSI製のマザーボードでBIOS(UEFI)をアップデートする方法はいくつかあります。 自分は初めてMSI製のマザーボードを使用するので、とりあえず(ほぼ)全てのBIOSアップデート方法について調べてみました。そしてそれを自分への「備忘録」も兼ねて記事にまとめてあります。 なおDOSでのBIOSアップデートに関しては、こちらでは取り扱っていませんのでご了承ください。 またBIOSのアップデート(アップデート後の動作など)に関しては、各々の自己責任で行ってください。 追記 : こちらの記事でMSI製マザーボードの、BIOSのバージョン情報を確認する方法をまとめて紹介しています。BIOSアップデートの前後で、必ず現在のBIOSのバージョン情報を確認しておいてください。 それではMSIのマザーボードでのBIOSアップデート方法について、以下の3種類の方法を紹介していきます。 なお画像中の文字が小さくて見えにくい場合は、画像をクリックすると見えやすく「拡大(ポップアップ)」されます。 MSI Dragon Center(Live Update)FLASH BIOS BUTTONM-FLASH
BIOS更新ファイルとUSBメモリについて これから紹介するアップデート方法は「Dragon Center」を除き、MSI公式サイトにあるBIOSの更新ファイル(zip)をダウンロードする必要があります。 そしてそれを解凍し、その中にあるファイルをUSBメモリに移す必要があるので、事前にUSBメモリを各自で用意しておいてください。 ちなみに個人的な考えとして「BIOS専用で使用するUSBメモリ」を1つ持っておくのも悪くないと思います。 というのも、BIOSの更新以外にも「BIOS画面のスクリーンショット」や「BIOS設定内容の保存・読み込み」など、BIOS関係で色々と使用することが出来ます。 なのでBIOSに関係することを、BIOS専用のUSBメモリ1つでまとめて管理する方が楽だし便利だと思います。 ちなみに自分が使用しているのはこちらのUSBメモリです。容量に関しては、BIOS更新に関する仕様や価格などを考慮すると「32GB以下」がお勧めです。 リンクMSI Dragon Center(Live Update) それではまず最初にMSIのDRAGON CENTERにある「Live Update」を利用しての、BIOSアップデート方法について紹介します。 Dragon Centerはその前身であるCommand Center(通称コマセン)に「Live Update」を始めとして、様々なソフトウェアを統合して新しく作られた物です。 なのでDragon Centerをインストールすることで、Live Updateを利用して「BIOS」や「各ドライバ」などの更新作業を一括で管理することが出来ます。 ちなみに現在でもドラゴンセンターを通さずに、「Live Update 6」を単独で使用できるようなので試しにインストールしてみました。 ただ当然のことながら、Dragon Centerにある「Live Update」とほぼ同じ機能なので、わざわざインストールをする必要性を全く感じませんでした。 それでは前置きが長くなりましたが、DRAGON CENTERでのアップデートは以下の手順で行っていきます。 手順(Dragon Center ver 1.~) それではDragon Center(ver 1.~)の実際の手順についてです。 1. MSI Dragon Centerをインストールし起動 2. Live Updateを選択 3. 「スキャン」ボタンをクリック 4. BIOSのアップデートをする 手順(Dragon Center ver 2.~) 続いてDragon Center(ver 2.~)の実際の手順についてです。 1. 左端にある「Support」タブを選択します。 2. 次に「Advance」をクリックします。 3. 右上にある「Scan」をクリックして更新BIOSを確認します。 4. そして右下にある「Install」を選択します。 5. 画面上で「Install」を選択します。 6. アップデートが始まります。 以上でDragon CenterからのBIOS(UEFI)アップデートの方法は終わりとなります。 ただしネットでの評判を見てみると、このDragon Centerでのアップデート方法は「あまりオススメできない」ような感じですね。 そもそもこのMSIのDragon Centerがどうこうと言うより、基本的に各マザボメーカーが提供しているユーティリティーソフト(ツール)で、Window上からBIOSのアップデートを行うのは避けた方が良いと思います。 別に何ともなく、普通に大丈夫かもしれないですけど(笑) ただこの方法の明確な「問題点」の1つに、アップグレードは出来るのですが「元の状態(ダウングレード)」には戻せないということがあります。 なのでもしアップグレード後に不具合が起き、元のBIOSバージョンに戻そうと思っても戻すことが出来ません。 ということで、この方法でアップデートを行うにしても、他のアップデート方法も合わせて知っておいた方が良いかと思います。 メリットUSBメモリなどを用意せずに手軽に行える。デメリット最新のBIOSバージョンにアップグレードは出来るが、ダウングレードなどは出来ない。おすすめ度 : ★ ちなみに別の記事にてDragon Centerのアップデート(更新)方法について紹介していますので、必要な方はぜひ合わせて御覧ください。 ![]() また「Dragon Center」の使い方や機能についてはこちらの記事で紹介しています! ![]() MSI製マザーボードにはCPU・メモリ無しでBIOSをアップデートすることができるFLASH BIOS Buttonが搭載されております。 この機能は電源のみでBIOSの修復やアップデートができる大変便利な機能となるので、是非この機能をご活用ください。 では次にFlash BIOS ボタンでのBIOSアップデート方法について紹介します。 紹介する前に、2つ程注意点があります。 USBメモリはFAT32形式にフォーマットにした物だけが使用可能アップデートする前に、USBメモリに入っているデータが無いことを確認し、FAT32形式にフォーマットする。なおFAT32形式にフォーマットをする方法を知りたい方は【ここを】クリックして確認してください。Flash BIOS ボタンが付いているマザーボードのみ使用可能そもそもFlash BIOS ボタンが付いていなければ、使用できません。対応しているマザーボード一覧を全てまとめました。対応しているのか分からない方は【ここを】クリックして確認してください。手順 それでは実際の手順についてです。 MSI公式製品ページへ行きBIOSファイル(zip)をダウンロードzipを解凍しファイルをUSBメモリにコピー&ペーストするファイル名を「MSI.ROM」に変更する(リネーム)Flash BIOS PortにUSBを差し込むマザーボードに電源ユニットだけ取り付けて、電源スイッチをONにするFlash BIOS Button(ボタン)を押すそれぞれの項目について詳しく解説します。 1. MSI公式製品ページへ行きBIOSファイルをダウンロード 各々が使用しているマザーボードを確認し、【MSI公式製品ページ】へ行き検索欄で自分の製品を入力してBIOSファイル(zip)をダウンロードをします。 自分の場合は「MPG X570 GAMING PRO CARBON WIFI」なので、そちらの製品ページからBIOSファイルをダウンロードします。 2. zipを解凍しファイルをUSBメモリにコピー&ペーストする まずはダウンロードしたzipファイルを解凍します。
3. ファイル名を「MSI.ROM」に変更する 次にファイル名を「MSI.ROM」に変更します。(リネーム) 変更するとファイルの種類が「ROM ファイル」になったことが確認できます。 4. Flash BIOS PortにUSBを差し込む 【MSI公式サイトより引用】 そしてその「MSI.ROM」ファイルが入ったUSBメモリを「Flash BIOS Port」へと差し込みます。 Flash BIOS Portの場所に関しては、大体はFlash BIOS Button(ボタン)のすぐ近くにあります。 ただマザーボードごとに多少違う可能性もありますので、間違えた場所に差し込まないように必ずご使用製品の取扱説明書などを読み、各自で場所をご確認してから差し込むようにしてください。 5. マザーボードに電源ユニットだけ取り付けて、電源スイッチをONにする マザーボードの「ATX_PWRにATX24ピン」・「CPU_PWRにATX_12Vピン」を取り付け、電源側のスイッチをONにしてください。(電源ユニット以外を取り付ける必要はありません。) 【MSI公式サイトより引用】 公式では「電源ユニット以外を取り付ける必要がない」とアナウンスされています。しかし実際はどうなのか気になったのでMSI公式サイトのサポートにて聞いてみたところ、以下の様な回答が返ってきました。 まぁ公式がそう言うのなら外した方が良さそうですね。 ただ「Flash BIOS Button」でBIOSのアップデートをしている人のブログやコミュニティーサイトなどを閲覧していると、取り外さないでBIOSアップデートを行っても特に不具合は起きなかった、と言った様な感想もあったりします。 ただ自分は何となく怖いので、もしこの方法でBIOSアップデートをする場合は必ず電源ユニット以外取り外して行うと思います(笑) まぁ取り外してやった方が無難かとは思いますね…色々と面倒くさいですけど。 6. Flash BIOS Button(ボタン)を押す 【MSI公式サイトより引用】 Flash BIOSボタンを押すと「約5秒後」にBIOSの書き込みが始まり、LEDが点滅し始めます。 そして「約5分程度」でBIOSのアップデートが完了し、LEDの点滅が止まります。 LEDの点滅が止まったら一度電源をOFFにし、その後CPUやメモリなどを取り付けてPCを起動させ、BIOSが正しくバージョンアップされているのかを確認して終了となります。 メリットCPUやメモリが無くても電源だけでBIOSのアップデートができるので、新型(次世代)のCPUに対応させる時などに役立つ。使用しているCPUやMBによってはダウングレードも出来る。デメリット取り外しの手間などを考えると、若干めんどくさい。USBメモリを用意する必要があるおすすめ度 : ★★ Flash BIOS (BUTTON)ボタン対応マザーボード一覧 Flash BIOS BUTTON(ボタン)に対応している、マザーボード一覧(2020年5月時点)を以下にまとめました。(★スマホ閲覧の方は横にスクロールしてください) 備考 MEG (MSI Enthusiast Gaming) : ハードゲーマーやオーバークロッカー向けMPG (MSI Performance Gaming) : バランス型MAG (MSI Arsenal Gaming) : シンプルな作りチップセット製品Intel Z390MEG Z390 GODLIKEMEG Z390 ACEIntel Z490MEG Z490 GODLIKEMEG Z490 ACEMEG Z490 UNIFYAMD B450B450 GAMING PLUS MAXB450 TOMAHAWK MAXB450M MORTAR MAXB450-A PRO MAXB450 GAMING PRO CARBON ACB450 GAMING PLUSB450M GAMING PLUSB450 TOMAHAWKB450M MORTAR TITANIUMB450M MORTARB450M BAZOOKA PLUSB450-A PROAMD B550MPG B550 GAMING CARBON WIFIMAG B550M MORTAR WIFIMAG B550M MORTARMAG B550 TOMAHAWKB550-A PROAMD X299CREATOR X299X299 XPOWER GAMING ACX299 TOMAHAWKX299M GAMING PRO CARBON ACMEG X299 CREATIONX299 GAMING M7 ACKX299 TOMAHAWK ACX299 SLI PLUSMPG X299M GAMING EDGE ACX299 GAMING PRO CARBON ACX299 TOMAHAWK ARCTICAMD X370X370 XPOWER GAMING TITANIUMX370 GAMING M7 ACKAMD X399MEG X399 CREATIONX399 GAMING PRO CARBON ACX399 SLI PLUSAMD X470X470 GAMING M7 ACAMD X570MEG X570 GODLIKEMEG X570 ACEMEG X570 UNIFYPRESTIGE X570 CREATIONMPG X570 GAMING PRO CARBON WIFIMPG X570 GAMING EDGE WIFIMPG X570 GAMING PLUSX570-A PRO【確認したので戻る】 M-FLASHそれでは最後にM-FLASHでのBIOSアップデート方法について紹介します。 こちらも事前に1つ注意点があります。 USBメモリをFAT32 or ※NTFS形式にフォーマットをするBIOSファイルを入れる前にFAT32 or NTFS形式にフォーマットしてから使用します。なおフォーマットをする方法を知りたい方は【ここを】クリックして確認してください。※USBメモリの容量が64GBを超えるものに関しては、FAT32形式ではなくNTFS形式にフォーマットをしてください。 それでは以下の様な手順で行います。 手順MSI公式製品ページへ行きBIOSファイル(zip)をダウンロードUSBメモリにBIOSファイルをコピー&ペーストBIOS(UEFI)設定画面へ行く それぞれの項目について詳しく解説します。 1. MSI公式製品ページへ行きBIOSをダウンロード 各々が使用しているマザーボードを確認し、【MSI公式製品ページ】へ行き検索欄で自分の製品を入力してBIOSファイル(zip)をダウンロードをします。 自分の場合は「MPG X570 GAMING PRO CARBON WIFI」なので、そちらの製品ページからBIOSファイルをダウンロードします。 2. USBメモリにBIOSファイルをコピー&ペースト FAT32 or NTFS形式にフォーマットをしたUSBメモリの「最上位階層(ルートフォルダ)」に、ダウンロードして解凍したBIOSファイルをコピー&ペーストします。 まずは適当な場所に、zipファイルをダウンロードして解凍します。 ↓USBメモリへコピー&ペースト 3. BIOS(UEFI)設定画面へ行く おそらくMSI製のマザーボードならば、(再)起動中に【Deleteキー】連打で行けると思います。ただ一応念の為、BIOS(UEFI)設定画面へ行く方法を付属の取扱説明書などで各自ご確認ください。 USBメモリを差した状態で、BIOS(UEFI)設定画面へ来ました。EZ Mode画面でもAdvanced画面でもどちらでも良いので、「M-FLASH」を選択します。 EZ ModeAdvanced![]() ![]() 「M-FLASH」を選択すると、「FLASH Modeになります」と言う案内文が出てくるので「yes」を選択します。 その後、自動的に画面が移り変わり、そこで自分がUSBメモリに入れたBIOSファイルを確認します。 そのファイルで正しければ「yes」を選択し、自動でアップデートが開始されます。 こちらが実際のアップデート中の画面です。Flash BIOS Buttonの時と同様に、「約5分程度」でBIOSのアップデートが終了します。 以上で「M-FLASH」によるBIOS(UEFI)アップデート方法は終わりです。 メリット手軽に簡単に行うことが出来る。使用しているCPUやMBによってはダウングレードも出来る。デメリットUSBメモリを用意する必要がある。おすすめ度 : ★★★ BIOSアップデート&復旧サービスについてMSIではBIOSのアップデートや、BIOSアップデートに伴いPCが起動しなくなったBIOSの復旧を有償サービスで行っています。 MSI公式サイトのサポートの案内を要約すると大体こんな感じです。 BIOSのアップデートや復旧には以下の2つ方法があります。
1. 専門店などでアップデートをする方法 ツクモやパソコン工房等の専門店のサポートにて、アップデートサービスを有償で行っています。 各サイトにBIOSアップデートサービスの項目があるので、必要な方はそちらから各自ご確認ください。
2. MSIに送ってアップデートや復旧をする方法 MSIでBIOSのアップデートや復旧を行う場合は、代引きにての有償となっています。 ・修復料金:2500円 (作業料,返送料,代引手数料込み)(北海道,九州,四国,沖縄の場合は+540円の送料が加算されます) BIOS ROMチップが電気的な破損等により修復不可能な場合は通常の修理対応となりますので、返送後弊社代理店までご連絡ください。予めご了承お願いいたします。 ・またBIOSアップデートサービスを申し込むには、MSIサポート宛へのメールに以下の項目を記入する必要があります。(又は直接電話をしても大丈夫かもしれません??) 製品型番シリアル番号ご希望のBIOSバージョン※お名前郵便番号・住所日中に連絡が可能な電話番号修理受付システムに登録後、受付番号・送付先・梱包方法等をご連絡致します。 ※最新を希望される場合は最新と記入してください。 BIOSのアップデートや修復に関する詳細については、MSI公式サイトで電話やオンラインチャット、又はメールなどを利用してサポートの方と直接やりとりしてみてください。 まぁ公式によるそういうサービスもありますよっていう紹介でした。 ![]() まとめ とりあえず一通りまとめてみましたが個人的にいつもやっている方法は、「M-FLASH」でのBIOSアップデートですね。 これが一番便利で一般的かと思います。 「FLASH BIOS BUTTON」だと色々取り外したりする必要があるので、まぁ面倒くさいっちゃ面倒くさいです。この方法はCPUやメモリなどが無くても、BIOSのアップデートが出来るということなので、PCに不具合が発生した時などの非常事態用って感じがします。 「Dragon Center」でのアップデートは評判があまり良くないので、今回(記事を書く上で試しにやってみたの)を最後にやらないと思います(笑) 皆さんはお好きな方法で試してみてください! ★ アップデート前のBIOSでPCの状態が安定しているのであれば、無理にアップデートする必要はありません。もしアップデートして挙動などに問題が出た場合は、安定していた元のバージョンのBIOSに戻してあげてください。 もし自力で元に戻せない場合は、MSI公式の復旧サービスを利用してみてはいかがでしょうか。 それでは以上でMSI MotherBoard(マザーボード)でのBIOS(UEFI)のアップデート方法の紹介は終わりとなります。 また別の記事でお会いしましょう! この記事が気に入りましたら、下のアイコンをクリックしてSNSシェアの方をお願いします! 【おすすめ記事!】 ![]() ![]() |
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